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トップセールスマンと売れない営業マンの10の違い

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僕は新卒で社会人になってから約7年、常に営業という職に関わってきました。

そして、金融機関やIT企業で働いていく中で、多くの優れた営業マンと出会ってきました。

 

それは同じ会社の先輩や上司で会ったり、取引先の経営者であったりと様々で、売ってる商材も違えば、立場や人間性も全然異なります。

スマートなサラリーマンもいれば、ノリノリのチャラい人もいますし、逆に一見めちゃくちゃ気弱そうな人もいました。

 

しかし、その方々と一緒に仕事をしていく中で、めちゃくちゃすごい成果を上げる営業マン、いわゆる"トップセールスマン"には、幾つかの共通点があることに気づきました。

また、僕は彼らから学ぼうと、出来るだけ飲み会や仕事の席で色んな質問をぶつけました。すると、彼らの誰もが惜しげもなく、自分なりのノウハウを教えてくれました。

 

今回は僕がトップセールスマンから学んだ、「売れる営業マンと売れない営業マンの決定的な違い」についてご紹介したいと思います。

 

営業と一括りに言っても、個人向けの営業と法人向けの営業では相違が出てくるところもあると思います。そこで、今回は企業を相手とした営業、つまり「法人営業」の営業マンを想定して書こうと思います。

 

トップセールスマンに聞いた売れる営業マンと売れない営業マンの10の違い

トップセールスマンは、常に主体的である
売れない営業マンは、常に相手に合わせようとする

自社の商品を売るためには相手に気に入られなければいけないと考え、相手の要望をひたすら聞いてしまう。このような御用聞き営業になってしまうと、商談の主導権は完全に顧客側にあります。主導権が相手にあれば、値引き交渉や無理な要望へと話が進んでしまう可能性もあります。これでは適切な提案も出来ません。

トップセールスマンは、常に主体的であろうとします。商談の席では、相手の話を聞きながらも、自分が相手に合わせるのではなく、自分が適切な方向へ顧客を導こうとします。

それは相手を無理にコントロールしたり、誘導するというわけではなく、あくまで顧客の立場に立って、顧客にとって何が良い提案となるのかを考えながら進めていきます。

 

トップセールスマンは、大きく獲ろうとする
売れない営業マンは、とにかく最低ラインでもいいから獲ろうとする

売れる営業マンは大きく提案します。逆に、売れない営業マンはとにかく成績を上げたいがために、値引きに値引きを重ねた最低ラインでの提案をしがちです。

大企業との提携をバンバン決めてくるエース的な営業マンの先輩が、ある日教えてくれたことがあります。

「俺は無理やりデカく売上を上げようとしてるんじゃない。ただ、お客さんにとって適切なものを適切な量だけ提案してるだけ。逆にミニマムのプランでもいいから、とにかく始めましょうって言う方がよっぽど自分勝手だと思う」

本当にお客さんのことを考えたら、金額に関係なく本当に適切なものを提案しなければ、実際には使えないし、双方にとってWin-Winにならない。

 

トップセールスマンは、相手に話させる
売れない営業マンは、自分がひたすら話す

僕が営業に同行していて気付いたこと。それは、売れる営業マンはとにかく相手に話させているということ。

営業力を鍛える本などでも「質問力が大切」ということが最近よく言われてますが、トップセールスマンはとにかく質問に徹しています。

 

しかし、質問と言っても、単になんでも聞けばいいというわけではなく、幾つかの特徴があるように思います。

まず、その質問が短的であるということ。

「こちらの質問が長くなればなるほど、言いたいことがわかりづらいし、相手の返答は短くなる。だから、常に短的に要点をまとめて質問して、相手に話してもらうんだ」(以前の上司の教え)

次に、自分が言いたいことを質問の形で相手に言わせる。

「人は自分が考えたことには納得するけど、他人から押し付けられると反感を持つ。だから、自分が伝えたいことは質問の形で相手が自ずと答えるようにするんだ」 

結構ハードル高いですが、これができればめちゃくちゃ強いでしょう。

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トップセールスマンは、顧客を知ろうとする
売れない営業マンは、自社の商品・サービスを知ってもらおうとする

売れない営業は、自社のサービスや商品をひたすら売り込もうとしてしまいます。そして、それに相手が賛同してくれなければ、「なぜ相手はこの商品の良さがわからないんだ」と自問自答を繰り返すことになりがちです。

しかし、僕が見てきたトップセールスマンの多くが、意外なことに商品を売ろうとはしていません。自社の商品の良さを語る代わりに、顧客について徹底的に知ろうとします。

顧客の事業内容、課題、対面者の評価軸など、相手の状況を具体的にヒアリングし、その上で自社商品がどう貢献出来るのかを考えていきます。

僕の先輩でめちゃくちゃ売上を上げまくる営業マンは、「俺たちの商品自体に価値があるわけじゃない。価値とはお客が決めるもんだ」と教えてくれました。

 

トップセールスマンは、相手から頼られる
売れない営業マンは、相手から煙たがられる

売れない営業マンは、どうしても相手に買ってもらいたいという意識から卑屈になってしまいがちです。すると、顧客から信用されるどころか、単なる御用聞きになってしまい、こちらから提案しようものなら煙たがられてしまいます。

一方、売れる営業マンは、顧客からも非常に信頼されます。

「今こういうもの導入しようと思ってるんだけどさぁ、◯◯さんはどう思う?」というように、営業マンというよりは、むしろ"コンサルタント"のように意見を求められる現場を何度も見てきました。

それだけ信頼されていれば、何かあればまずはその人のところに依頼が来ますし、必然的に紹介も増えていきます。

 

では、なぜ彼らが顧客からそれだけ信頼されるかとなんですが、その理由のヒントになることをある営業コンサルタントの方から聞きました。

「僕は商談をする時は、一時的に自分が相手の企業に転職した気になって考えるんですよ。それで上司から『この商品を導入しようか検討してるんだけど、君はどう思う?』と聞かれた時に、自分はどう答えるかを想像しながら提案するんです」

「営業している」という意識が強ければ、どうしても「自社 対 顧客」という図式になってしまいます。しかし、自分が顧客の立場になって考えることで、本当に相手の身になった提案が出来るんだと思います。

そして、そのような提案をしてくれるからこそ、トップセールスマンは顧客からの信頼を集めるのでしょう。

 

トップセールスマンは、「あともう一件」と思う
売れない営業マンは、「今日はもう帰ろう」と思う

ある経営者の方とお話していた際に、「自分が考える営業の秘訣」を教えていただいたことがあります。それはその方が起業し、何もないところから飛び込みで仕事を作っていった時のことでした。

「僕は営業力があるとは自分では到底言えない。けれど、とにかく自分がやってることを続けようとしてきた。飛び込み営業をしてどれだけひどい断られ方をされても、とにかく次へ行こうと続けた。そして、夕方になってもう帰りたいなと思った時、『あともう一件だけ行こう』と思って営業を続けた。すると、その最後の一件で思わぬ契約が取れたりする。営業はとにかく続けることが何より大切なんだ」

まさに「継続は力なり」である。

 

トップセールスマンは、圧倒的な"量"をこなす
売れない営業マンは、言い訳して行動しない

「量は質に転換する」とはよく言われますが、実際にトップセールスの営業マンは圧倒的な行動量をこなしています。

普通なら面倒くさがったり、気が引けてしまうテレアポや飛び込み営業もバンバンこなし、そこからどんどん案件をつくっていました。

そして、数をこなせばこなすほど、経験値が溜まり、徐々に見極める力もついてきます。そうなれば、より一層受注率は高まり、受注件数も増え、仕事のモチベーションが高まっていく。という良いスパイラルに入っていけます。

 

サイバーエージェントの藤田晋社長も著書『藤田晋の仕事学』の中で、自身が勤めていたベンチャー企業で以前トップセールスを上げていた営業マンは、とにかく数をこなすことをためらわない人だったと述べています。

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トップセールスマンは、マインドを大切にする
売れない営業マンは、テクニックを大切にする

営業にはこれという正解があるわけではなく、状況やタイミング、相手のニーズによっても提案の仕方は全く異なります。さらに言えば、売れる営業マンの真似をしてそっくり同じ言葉で話したとしても、同じように顧客に伝わるというわけでもありません。

しかし、売れない営業マンはどうしても"テクニック"に走りがちです。売れる営業マンがやってる小手先の手法だけを真似して、付け焼刃で成果をあげようとしてしまいます。

一方、トップセールスマンは"マインド"を重視します。

「顧客の課題は何か?自社のサービスの意義は何か?」という本質的な疑問を自分へ投げかけ、そこから具体的な話法や手法を導き出します。

 

トップセールスマンは、商談以外の状況までコントロールしようとする
売れない営業マンは、目先の商談のみにフォーカスする

通常営業マンは目先の商談のみに集中しがちです。その商談でどういう提案をするか、どういう情報を掴みとるかなど、その場の商談の成否のみを考慮し、商談の席で相手が「良いですね、契約したいです」という言葉を言おうものなら、心の中でガッツポーズをしてしまいます。

しかし、実際に契約はその商談の場にいる担当者だけで決まるというケースは稀です。

実はキーマンは別にいたり、決裁フロー上、全く関係のない部署を経由しないといけない場合もあります。そうなると、その場でどれだけ良い返事をもらったとしても、その担当者が社内で上申した際に、同じように賛同をもらえなければ、結局契約は流れてしまいます。

その為、売れる営業マンは、商談時の担当者だけではなく、その後の決裁ラインやその場にいないキーマンをもしっかり掴もうとします。そして、彼らがどういう反応をするかを把握し、彼らに賛同を得るための方法を導き出します。

トップセールスマンは、自分の行動を振り返る
売れない営業マンは、振り返らずに次へ行く

今の職場に就いた時、営業ノウハウを教えてくれた仲の良い先輩がいるんですが、その先輩は部内で毎月トップセールスをあげていました。

しかし、その先輩は入社当時、皆んながバンバン売っていく中、半年経っても全く売れず、もう辞めようかと真剣に悩んだそうです。

そんな中でも何とか成果を出そうと考えて始めたのが、「毎回の営業を振り返ること」。商談が終わるたびに、「商談を終えた今の情報量があった上で、自分は同じような提案と質問をしただろうか?」と振り返りを行い、実際の営業内容と本来やるべき提案方法とを比べ、どこを改善していくべきかを一つ一つ洗い出し、それを繰り返していったそうです。

その結果、徐々に売り上げが上がっていくようになり、気づけば月間に5社契約が決まればすごい!と言われていた時期に、20社との契約を決めるという離れ業を成し遂げました。

量をこなしていくことは重要ですが、そこに反省や改善がなければ成果は出ない。自分のミスを振り返ることは嫌な作業ですが、それをコツコツとこなすことで、それが次の商談へと活きていく。

 

あとがき

多くのトップセールスマンに指導いただき、アドバイスをいただくことで、営業力があるとはお世辞にも言えない僕ですが、営業という仕事を続けられています。

上記すべてを一気に意識していくことは難しいですが、少しずつでも意識して仕事をしていくことで、働き方は大きく変わっていくだろうなと思います。

今回は僕が日々の仕事から学んだことを共有しました。ではっ!

超テンションが上がる曲!おすすめ人気50曲を真剣に厳選した【邦楽編】

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 今回は、聴いてて思わずテンションが上がってくる曲、そして皆とカラオケで盛り上がるおすすめ曲を紹介したいと思います。

 

改めてリストアップしてみると、テンション上がる歌ってめちゃくちゃあって、どれを載せようか悩んだんですが、今回はおすすめの人気曲の中で、邦楽から50曲を厳選しました。

 

出勤前や登校前にテンションを上げたい時、皆と旅行やカラオケで盛り上がれる曲をバンバン紹介しまーす。チェーケラッ!

 

※本当はどの曲にもYouTube動画を添付したかったんですけど、そしたらページが超重くなってしまうので、YouTube動画へのリンクのみ添付してます。
「この曲聴きたい!」ってものがあれば、クリックして視聴してくださいな。

テンションが上がる!カラオケにもおすすめな人気曲50選(J−POP編)

『The Beginning』 ONE OK ROCK

www.youtube.com

大好きなワンオクの一曲。映画『るろうに剣心』のエンディングテーマでもあります。
ワンオクを知らずに初めた聴いた方は「えっ、これ日本人?」ってくらいに日本人離れした曲調と英語力です。

『Deeper Deeper』とか『Clock Strikes』も良いよね。ワンオク特集も書きたい。

『高嶺の花子さん』 back number

www.youtube.com

バックナンバーの大好きな曲の一つ。

誰もが経験したことあるような歌詞とサビで一気に盛り上がる曲調が最高。

『Fantasista』 Dragon Ash

www.youtube.com

ドラゴンアッシュの名曲。歌詞もめっちゃカッコイイ。

ちなみにDragon Ashの意味は「Drag On Ash(たらたらしてたら灰になる)」に基づいているらしいです。由来もカッケー。

『虹』 福山雅治

福山雅治 「虹」 (Full ver.) PV - YouTube

ウォーターボーイズのテーマソングであり、思わず学生時代が懐かしくなるテンションが上がる一曲。

サビもめっちゃ良いけど、Cメロの「僕らがいつか風を手に入れるその時。僕らがいつか虹を手に入れるその時」というところも良いよね。

『カルマ』 BUMP OF CHICKEN

BUMP OF CHICKEN『カルマ』 - YouTube

バンプ・オブ・チキンの名曲。「必ず僕らは出会うだろう。同じ鼓動の音を目印にして」というサビは最高。バンプの歌詞はとても美しいなと思います。

バンプなら『天体観測』も懐メロとしてテンション上がりますね。

『アポロ』 ポルノグラフィティ

ポルノグラフィティ 『アポロ』("OPEN MUSIC CABINET"LIVE IN SAITAMA SUPER ARENA 2007") - YouTube

1999年にリリースされた、ポルノグラフィティのメジャーデビューシングル。

アポロ11号の壮大さとそれを成功へ導いた人たちの努力を考えれば、もっともっといろんなことが出来そうだ。

『ギリギリchop』 B'z

B'z / ギリギリchop - YouTube

B'zの名曲中の一つ。B’zは他にも『ultra soul』や『アラクレ』等などおすすめの盛り上がる曲がたくさんありますよね。

『青春』 THE HIGH-LOWS

THE-HIGH-LOWS/青春 - YouTube

ザ・ハイロウズの名曲。ダウンタウンの松本人志とSMAPの中居正広が主演を務めたドラマ『伝説の教師』のテーマ曲でもありました。

『Salamander』 ELLEGARDEN

ELLEGARDEN - Salamander - YouTube

エルレガーデンの名曲の一つ。エルレの曲はどれもテンションが上がるハイな曲が多いです。活動休止しちゃってるけど、早く再結成してほしいなと切に思います。

他にも、『ジターバグ』や『Missing』など紹介したい曲が山のようにある。

『PERFECT HUMAN』 RADIOFISH

【MV】RADIOFISH「PERFECT HUMAN」 - YouTube

オリラジ再ブレークの一曲。「NA•KA•TA」の部分を歌う人の名前で叫べば、カラオケで超盛り上がります。

江南スタイルのパクリと批判もありますが、テンションが上がる曲に違いはない。フライングマンでノリノリでいきましょー。

『One Night Carnival』 氣志團

氣志團 / 「One Night Carnival 2013」 MUSIC VIDEO-short ver- - YouTube

このダンスをマスターすれば、余興も接待カラオケも怖くない。

『行くぜっ!怪盗少女』 ももいろクローバー

ももいろクローバー/行くぜっ!怪盗少女(MOMOIRO CLOVER/IKUZE! KAITOU SYOUJO) - YouTube

ももクロのメジャーデビュー曲。「全力少女」のキャッチコピーがめちゃくちゃ似合っってる。動画付きで見てたら、ファンじゃなくても彼女らの全力感に思わずテンション上がってきます。

『イケナイ太陽』 ORANGE RANGE

ORANGE RANGE イケナイ太陽 - YouTube

「イィケナイタイヨウォオォォオ〜〜〜」のサビが良い。
オレンジレンジの曲もいろんな懐メロがありますね。『上海ハニー』、『ロコローション』、『O2』などなど。個人的には『O2』が好きです。

『睡蓮花』 湘南乃風

「睡蓮花」MV - YouTube

言わずと知れたテンション上がる曲の代表曲の一つ。夏には必ず聴きたい曲でもあります。

『Brand New Myself』Charcoal Filter

Charcoal Filter - Brand-New Myself - YouTube

飲料マッチのCMソングとしても有名な懐メロ。歌詞が良い。

「ダメな自分を愛せはしない、強く生まれ変われ。やると決めたら背伸びはしない、身体一つでぶち当たれ」

あんまりメジャーではないけど、チャコールフィルターは名曲が多くて、他にも『はじけよう』とか『やさしさライセンス』とかも最高に良い曲です。

『あなたに』 MONGOL800

MONGOL800 / あなたに - YouTube

この曲が大好きって人はめっちゃ多いでしょう。モンパチの歴史に残る名曲。インディーズだったにもかかわらず、口コミだけで沖縄から全国へと人気が広がりました。

すごくシンプルなパンクソングだけど、だからこそダイレクトに胸にくるものがあるのかもしれない。

『エボ★リューション』 Mihimaru GT

Evo Revolution - Mihimaru GT - YouTube

『勇者ヨシヒコと魔王の城』のオープニング曲。ミヒマルだと『気分上々↑↑』も良い曲ですが、この曲が一番おすすめ。

ラップとメインボーカルの絡みもテンポが良く、ノリノリになれる曲です。

『RPG』 SEKAI NO OWARI

SEKAI NO OWARI「RPG」 - YouTube

SEKAI NO OWARIはどれもすごくファンタジックでメルヘンチックな曲ですよね。
ドラクエしながら聴きたくなるような曲。あと夜寝る前とかにも聴きたいですね。

他にも『Dragon Night』とか好きです。

『ヘビーローテーション』 AKB48

【MV】 ヘビーローテーション / AKB48 [公式] - YouTube

「だんだん近づくその距離にーMAXハイテンションー」のところのダンスが好き。

女の子には是非歌ってほしい曲。

『FLASH』 Perfume

[MV] Perfume 「FLASH」 - YouTube

映画『ちはやふる』のテーマ曲。

Perfumeの曲はテンションが上がる名曲多いですよね。さすが中田ヤスタカ氏。
個人的には他に、『Dream fighter』とか『微かなカオリ』が好きです。

『空に唄えば』 175R

空に唄えば FULL - YouTube

高校生の頃に超歌った曲。「朝が〜来るまで〜語り〜明かした〜」のサビが最高。
懐かしの友人や仲間と思わず酒を酌み交わしたくなる曲です。

『にんじゃりばんばん』 きゃりーぱみゅぱみゅ

きゃりーぱみゅぱみゅ - にんじゃりばんばん,Kyary Pamyu Pamyu - Ninja Re Bang Bang - YouTube

とにかくワクワク楽しく盛り上がりたい時はこの曲。『インベーダーインベーダー』や『PON PON』などきゃりーぱみゅぱみゅの曲メドレーでテンションあげましょう!

『女々しくて』 ゴールデンボンバー

女々しくて/ゴールデンボンバー PV - YouTube

テンションが上がる曲といえば、この曲でしょう。
もはや知らない人はいないのではと言えるほど、紅白でもお馴染みの『女々しくて』。
みんなでダンスを踊れば、テンションマックスなこと間違いなし!

『全力少年』 スキマスイッチ

スキマスイッチ / 全力少年 - YouTube

爽やかな良い曲。

『フルドライブ』 KANA-BOON

KANA-BOON 『フルドライブ』 - YouTube

とにかくテンション上げたいならこの曲。

フルドライブ、フルドライブ!

『アイデンティティ』 サカナクション

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大好きなサカナクションの名曲の一つ。
妻夫木聡主演・ヒロイン北川景子の映画『ジャッジ!』のエンディングテーマにもなった曲です。
サカナクションでテンション上がる曲なら、他にも『夜の踊り子』や『バッハの旋律を聴いたせいです』もおすすめ。

『database』 MAN WITH A MISSION

MAN WITH A MISSION 『database feat.TAKUMA(10-FEET)』 - YouTube

狼の頭をしたバンド、MAN WITH A MISSION。彼らの曲もテンション上がるロックな曲が多いです。そんな中でも僕のおすすめはこの『database』です。ハイテンションで疾走感のあるロックはクールです。

『楽園ベイべー』 RIP SLYME

RIP SLYME - 楽園ベイベー - YouTube

テンション上がること間違いなしのリップスライムの楽園ベイベー。旅行の時とかこれから海行くぜーって時に聴きたい曲ですね。

『Glamorous Sky』 中島美嘉

中島美嘉 Glamorous Sky 2011live - YouTube

人気漫画を映画化した『NANA』のテーマ曲であり、中島美嘉自身が主演を務めるナナが映画の中で歌う曲でもあります映画上映当時、バンド仲間の男三人で観に行って、映画の内容よりも曲に感化されてました。

作詞作曲はラルクのhyde。さすがhyde。めちゃくちゃカッコイイ。

『READY STEADY GO』L'Arc〜en〜Ciel

Ready Steady Go L'Arc~en~Ciel - YouTube

ラルクの久々の再結成曲であり、アニメ『鋼の錬金術師』のテーマ曲にもなりました。

ラルクには他にもめちゃめちゃ名曲あるので、ぜひラルク特集もやりたい。

僕の個人的なおすすめとしては、他に『Honey』や『Dive to Blue』、『Stay Away』などなど。

『みかんのうた』 SEX MACHINEGUNS

SEX MACHINEGUNS - みかんのうた - YouTube

マシンガンズの名曲『みかんのうた』。みかんみかんみかん!!!

他にも『桜島』や『リサイクル』、『ONIGUNSOW』などなどテンンション上がりまくるヘヴィメタル曲が目白押しです。

『夏色』 ゆず

ゆず「夏色JLIVE SONGS - YouTube

言わずと知れたゆずの名曲懐メロ。一人ゆったり歌うのもよし、聞いてほっこりするのも良し。

『サバイバル』 GLAY

GLAY / サバイバル - YouTube

このPVが出た当時はバンドの本人たちが出ない斬新なPVと話題になった。サビの早口部分のスピード感が最高。

 

『そばかす』 JUDY AND MARY

JUDYANDMARY そばかす - YouTube

アニメ『るろうに剣心』のオープニング曲。懐かしいアニメソングの代表的な曲の一つですね。

るろ剣関連の曲はなぜか映画もアニメも良い曲づくしです。

『恋心』 相川七瀬

相川七瀬 恋心 - YouTube

女の子に歌ってほしい曲の一つ。1996年の懐メロですが、今聴いてもやっぱカッコイイ曲だよね。

『C7』 GO!GO!7188

C7 GO!GO!7188 - YouTube

女性らしい歌詞とバンドマンらしいカッコよさを兼ね備えたギャルバン。『浮舟』や『こいのうた』も有名ですが、「どうかこの夜が、朝にならないで」というサビ部分が女性らしい可愛い歌詞で好きです。

『SHAMROCK』 UVERworld

UVERworld 『SHAMROCK』 - YouTube

UVERworldもロックな感じで好きな曲の一つ。『クオリア』とかもカッコイイ。

 

『じょいふる』 いきものがかり

じょいふる いきものがかり - YouTube

みんなで盛り上がれる一曲。手を回して盛り上がりましょー!

 

『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』 サンボマスター

世界はそれを愛と呼ぶんだぜ/サンボマスター full - YouTube

ドラマ『電車男』のテーマソングであり、ロックバンド・サンボマスター初のトップ10入りした曲。全力感とメロディックな曲調がとても良い曲です。

『恋する季節』 ナオト・インティライミ

恋する季節 ナオトインティライミ - YouTube

春とかに聴きたい素敵な曲。恋してる人がウキウキして聴くと、さらにワクワク感がアップするかも。

『シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~』 Mr.Children

Mr.Children - シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~ - ap bank fes 12 LIVE - YouTube

ミスチルの好きな曲の一つ。他にもテンション上がる系なら『Sign』とか『youthful days』も良いですね。

『タマシイレボリューション』 Superfly

Superfly - タマシイレボリューション - YouTube

日本代表の応援曲。Superflyの力強い歌声に勇気とテンションが高まります。

 

『キセキ』 GReeeN

GReeeeN - キセキ - YouTube

ドラマ『Rookies』のテーマソングでもあります。歌詞がとても良い。

そしてゆっくりしたメロディーながら、力強いテンポにだんだん勇気づけられます。

 

『リライト』 ASIAN KUNG-FU GENERATION

ASIAN KUNG-FU GENERATION 『リライト』 - YouTube

アニメ『鋼の錬金術師』の第4弾オープニング曲。アジカンの曲はエモーショナルかつ歌詞の言葉選びが叙情的で素敵だ。

アジカンの曲では『未来の欠片』など初期の曲が特に好き。

『REDEMPTION』 Gackt

GACKT「REDEMPTION」 - YouTube

Gacktの曲の中でも一番好きな曲。ヴィジュアルロックがカッコイイ。とにかくテンション上がります。

Gacktなら他に『another world』や『君のためにできること』も良いよね。

『Battery』 SMAP

SMAP Battery 高音質 FULL - YouTube

USJのアトラクション『ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド〜バックドロップ〜』のオープンに合わせて、USJとSMAPがコラボした曲。今でもハリドリに乗ってる最中にかけるBGMとして選択できます。

SMAP初の全歌詞が英語の曲。フツーにカッコイイ曲です。

『大阪LOVER』 DREAM COME TRUE

大阪LOVER-DREAMS COME TRUE - YouTube

USJといえば、もう一曲忘れてはいけないのがドリカムの『大阪LOVER』。何度ここへ来てたって〜。

『DAN DAN心魅かれてく』 FIELD OF VIEW

FIELD OF VIEW DAN DAN心魅かれてく - YouTube

『ドラゴンボールGT』のオープニング曲。カラオケで歌いたい曲の一つ。
ドラゴンボールの思い出もあるけれど、未だに色褪せない名曲です。

『Butter-Fly』 和田光司

Butter-Fly Perfect Final Version - YouTube

アニメ『デジモンアドベンチャー』のテーマソングとなった伝説の名曲。デジモン好きなら、間違いなくテンション上がります。

デジモンといえばもう一曲、進化時のBGM『Brave heart』もテンション上がります。

『R.Y.U.S.E.I』 三代目 J Soul Brothers

www.youtube.com

 もはやテンションが上がる曲といえばこれでしょう。

ランニングマンのダンスで皆んなで盛り上がっていきましょう!

 

あとがき

いかがでしたでしょうか?本当に良い曲ってすごく多いなーって今回書いてて改めて思いました。

書いてて気づいたけど、懐メロやアニソンに偏りすぎてたかもw でもそれでモチベーション高まるなら良いよね!w

 

今回はテンションが上がる音楽特集でしたが、以前書いた「夏うた特集」の記事もオススメです。 

majicpie.hatenablog.com

 

次は大好きな洋楽編を書きたいと思います。

 

そして全くの余談なんですが、今回この記事書くにあたって、リストアップしたり、リンク貼ったりという作業に結構時間かかったんですけど、一度完成間近で、まさかの記事が全消えして大分凹んだんですが、なんとか再度ペタペタリンクを貼りました。

この作業以外と時間かかったわ。でも、自分で読み返しても楽しいし、今後の記事編集方法の教訓にもなりましたw

 

日々仕事や学校で忙しいあなたも、音楽を聴いてテンション上げていきましょう!

今回の記事が少しでもそのお役に立てれば嬉しいです。ではっ!

意外と知らないChromeでネット接続できない時だけ出来るミニゲーム

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Google Chromeで楽しめる裏技ミニゲーム

インターネットを見るブラウザとして、Google Chrome(グーグル クローム)を使っている人は多いでしょう。

 

実際、国内のブラウザシェアを見てみても、ChromeがInternet Explorer(通称IE)を抜いて28.87%とトップシェアを占めるまでになっています。

 

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(参照:webrage.jpデータより作成)

 

数年前まではIEが圧倒的なシェアをとっていましたが、Googleの成長に合わせてChromeの急成長も目を見張るものがありますね。僕も以前からブラウザはChromeをメインに使ってます。

 

そんなわけで、ブラウザはChromeを利用している人なら、一度はこんな画面を見られたことがあるのではないでしょうか?

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そう、インターネットに接続できていない時に表示される「インターネット接続がありません」の画面です。

 

この画面が表示されると、ネット接続がうまくできていないってことなので、さっさとネット環境を見直そうとしたり、更新してみたり、急いでいる時はイラっとしたりするだけですよね。

 

でも、実はGoogleならではのちょっとしたミニゲームが楽しめることを知ってますか?

 

「インターネット接続がありません」の言葉の上にいる恐竜のキャラクター、このキャラを使ってミニゲームができちゃうんです。

 

ミニゲームを始める方法

ゲームを始めるのはとても簡単。

「インターネット接続がありません」の画面が表示されると、キーボードのスペースキーもしくは↑矢印キーを一回押します。

すると、今まで固まっていた恐竜がいきなりジャンプして、ゲームがスタートします。

 

ミニゲームの内容

ゲームはいたってシンプルです。

恐竜がどんどん歩いていく中で、障害物をうまくかわして進んでいくというもの。

 

テレビゲームが登場したばかりの頃のような雰囲気です。でも、このゲームが単純ながら、逆にハマってしまいます。

 

触れるとGame Overになるもの

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恐竜が障害物に触れてしまうとゲームオーバーになります。

 

主な障害物は「サボテン」。

大きいものから小さいものまであります。

 

また、どんどん進んでいくと時々「プテラノドン」のような恐竜も登場します。こいつにも当たったらアウトです。

 

そして、時々昼モードから夜モードへ画面が切り替わります。切り替わるタイミングで、若干画面が見えづらくなるので注意が必要です。

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僕はまだハイスコアで2,000点くらいまでしか行ったことがないので、もしかしたらその先にはもっと色々な変化があるのかもしれません。

その先の展開をご存知の方は是非教えてください。

 

スマホでも楽しめる

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この裏技ミニゲームは、PCのみではなく、スマホやiPhoneからも楽しめます。

 

やり方は簡単で、インターネット未接続画面が表示されたら、画面をタッチ。

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すると恐竜キャラクターが動き出しますので、障害物の前で再度画面をタッチして避けていきます。

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まとめ

スマホでも移動中に接続できなくてイライラしたりする時がありますが、そんなイライラは今後必要ありませんね。

 

インターネット環境に接続できない場合でも、ユーザーを楽しませようとするGoogleのちょっとした気遣い・ユーモアが感じられる楽しいゲームです。

 

興味ある方はぜひ一度やってください。

ちなみに、インターネット環境が整っているけどやってみたいという場合は、PCならwifiをオフにしたり、スマホなら機内モードにするなどしてインターネットに接続できなくすれば、この画面が表示されます。

あえて接続できない環境にしてゲームを楽しむのもアリかもw

 

ではっ!

 

 

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『紅の豚』のポルコ・ロッソが豚になった理由を本気で考える

宮崎駿監督のジブリ映画作品はどれも大好きで何度も観てるんですけど、大人になってから大好きになった作品があります。

 

それが『紅の豚』。

紅の豚 [DVD]
紅の豚

 

子供の頃に観たことはあったものの、正直意味がよくわかっていませんでした。

何かサングラスかけたブタが空を飛ぶアニメ?くらいにしか認識していなかったと思う。(これだけ聞くと、飛んでブーリンやん)

 

で、最近また久しぶりに見たくなってDVDかけたんですよ。

 

映画を観ながら改めて思ったんですけど、

ポルコってマジカッコ良過ぎじゃね??

 

なんであんなにダンディーなん?顔豚なのに。なんなら豚でもないよくわからん生物になってるけど。

 

『紅の豚』ってストーリーだけでなく、様々な謎があるところもまた興味をそそられるポイント。中でも、『紅の豚』の主人公であるポルコ・ロッソが、なぜ”人間”から”豚”の姿になったのか。これは様々な憶測が飛び交う謎です。

 

そこで、ポルコが豚になった理由について、僕の勝手な感想を書いていこうと思います。

ポルコ・ロッソが豚になった理由を考える

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(参照:『紅の豚』より)

元空軍の英雄であるマルコ・パゴット大尉は、なぜ”豚”になったのか。

紅の豚ファンなら考えないではいられない疑問ですよね。この疑問を考えるのは非常にロマンというか、物語に対する魅力があります。

 

原作から考える”豚”の理由

おそらくのところ、現実的な理由としては、「特に理由・設定は決めていなかった」のではないかということが考えられます。

 

そもそも『紅の豚』は宮崎駿氏の雑想ノートに書かれた「飛行艇時代」が原作となっています。

原作にはフィオをはじめ、マンマユートやカーチスなどジーナ以外の重要キャラが登場しています。そして、もちろんそこにはポルコは”豚”として登場しています。

 

原作はコミカルな作品であり、特に”豚”である理由も記載なくつくられていた作品でした。しかし、これを映画化するにあたり、話が戦争や世界恐慌を背景とした深い話になったんですが、特に”豚”のキャラは変わらなかったので、そこに謎が生まれた…

 

というのが真相なのではないかなぁと思ったりします。

 

でも、これってファンとしてもあんまりおもしろくないし、原作者が考えていなかったとしても、すでに作品として存在している以上、鑑賞者である我々が勝手に理由を妄想して楽しむのは問題ないと思うので、やっぱり理由について考えてみたいと思います。

 

マルコが”豚”になった本当の理由

でも理由を考えるにあたっては、そもそも彼は豚になってしまったのか、あえてなったのか、その考え方からして見方は変わってきますよね。

 

ちなみに、ネットではポルコ・ロッソが自分で魔法をかけて豚になったという意見が多く存在しています。

「人間に幻滅し、自ら人間を捨てて、魔法をかけて豚になった」という説です。

 

AmazonのDVDのあらすじでも下記のようにあります。

イタリア空軍のエース・パイロットだった彼は、自らに魔法をかけて豚の姿になってしまったのだ。

amazon.co.jp

 

でも、僕の意見(妄想)としては少し違います。

もちろんほぼオフィシャルで「自分で魔法をかけた」という主張があるため、僕が異論をいうのは変な話ですけど、妄想する分には自由だろうから語りますねw

 

「失意の感情」が彼を豚に変えた

だって、自分で魔法をかけたと言っても、ポルコ(マルコ)は魔法使いではなく、普通の飛行艇乗りなので、魔法を使うというのは考えにくいし、豚以外の設定は全て現実的なストーリーからしてもどうかと思うわけです。

 

ただ、ポルコが自分が豚になったことを受け入れていることは間違いない。

 

フィオに語る過去回想シーンで、第一次世界大戦でのある空中戦の話が語られています。

激戦の末に、気づくと彼は一人雲の平原を飛んでいたという場面。すると、戦死した仲間たちが飛行艇とともに空へ上っていき、あの世へ続く飛行機雲のような飛行艇の列に加わっていきます。

 

その中には友人であり、自分が立会人を務めたジーナの婚約者ベルリーニも含まれていました。

 

仲間たちが天へ召されていく中、一人生き残ってしまい、気づけば海面すれすれを飛んでいたマルコ。

 

「もう戦争は嫌だ。殺し合いは嫌だ。そんな人間でいたくない」という戦争とその戦争を起こした人間というものへの絶望と諦め。

 

そして、仲間や友人が死んでいき、自分だけが生き残ってしまった”孤独感”。

 

その感情が、彼を人間から豚へと変えたのではないかと思います。

 

そういう意味ではもちろん”魔法”なのですが、ハリポタ的に自ら呪文を唱えて変身したのではなく、中国の古書『山月記』に登場する李徴が自己の強い感情によって”虎”になってしまったように、マルコ・パゴット大尉の強い失望の感情が、己の姿を”豚”へと変えさせたのではないか、と考えています。

李陵・山月記 (新潮文庫)

李陵・山月記 (新潮文庫)

 

 

だから、ポルコは自分が豚になったことを素直に受け入れ、人間に戻りたいというような素振りを一切見せませんし、むしろかつて人間だった頃の自分を消し去りたい様子が伺えます。

 

実際ジーナとの会話の中で、「この店で一つだけ気にくわねぇのは、あの写真をはずさねぇことだ」と言っています。

また、フィオに対しては「フィオを見てるとな、人間も捨てたもんじゃねぇって、そう思えてくるぜ」と語っており、”人間”というものに対する軽蔑・失望が伺えます。

 

ポルコ・ロッソが人間に戻る方法

そのように考えると、ポルコ・ロッソが豚の姿から再び人間に戻るのは、人間への希望を取り戻し、人間として生きる力、そして人間として誰か(ジーナ)を守り愛する心が戻ることが大切なように思えます。

 

ラストシーンでフィオが別れ際にポルコにキスをした後、画面には写っていませんが、彼が人間に戻っていることが示唆されているシーンがあります。

それはフィオという人間への信頼の心と、ジーナに対する愛が再び彼を人間へと変えたのかもしれません。(ちなみに宮崎駿監督曰く、ポルコは完全に人間に戻ったのではなく、また豚になったと述べられています)

 

あとがき:こんな見解もありました

他のブログなどを読んでいたら、「ジーナを愛するわけにはいかない気持ちから豚になった」という説がありました。この説も一理ありますね。

hocori-house.com

 

彼が豚になった理由は公開されてませんし、何が正解かは誰にもわかりませんが、こういうことをみんなで妄想し合いながら、自分の見解を話し合うのが楽しいですね。

 

映画見た後だけど、再び見たくなってきた。 何度見ても楽しい、男のロマンが詰まったカッコイイ映画だな。

 

カッコイイとは、こういうことか。

 

 

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万城目学のおすすめ小説と映画をランキング形式で紹介する

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(映画『鴨川ホルモー』より)

 今回は大好きな万城目学小説で個人的にオススメしたい作品をご紹介したいと思います。

 

小説(本)だけ紹介しようと思ったんですけど、こんだけ映画化してて、しかも全部観てるなら、合わせて紹介したほうが良いなと思い、小説と実写版を感想をふまえてご紹介しまーす。  

万城目学とは?

万城目学さんは、処女作の『鴨川ホルモー』が2006年に第4回ボイルドエッグズ新人賞を受賞し、衝撃的にデビューしました。

その後も出す作品がことごとく直木賞候補に挙がっています。なんと9作品中3作品が映画化、1作品がテレビドラマ化されるという、大人気作家です。

 

このように書くと、非常に順風に作家人生を歩んでおられるようですが、デビューするまでの道のりはとても過酷だったようで、作家になることを決意し、会社を退職したものの、全く芽が出ず、辛い期間が数年あったことを雑誌やエッセイで述べられています。

 

苦労人であり、一躍人気作家へ躍進された万城目さんの作風は、「万城目ワールド」と呼ばれ、独特の世界観、誰も思いつかないような奇想天外なストーリーが繰り広げられるファンタジー小説です。

僕も学生時代からとても好きな小説で、その世界観に圧倒されながら、楽しくて何度も読み返してました。

 

個人的におすすめしたい万城目学小説&映画ランキングまとめ

というわけで、これまで読んできた作品の中から、特にオススメしたい作品を僕の完全なる独断と偏見でランキング形式で感想と合わせて紹介したいと思います。

 

6位 プリンセス・トヨトミ

プリンセス・トヨトミ (文春文庫)

 

万城目学小説の「関西三部作」のうちの一つ。

「その日、大阪が全停止した」。このキャッチコピーが謎と広大なスペクタクルを感じさせます。

 

大阪城の地下に実は「大阪国」が存在している。そして、大阪の男たちはあるものを守るために、代々400年に渡って受け継がれ、守られてきたことがある。

そんなことは知らずに大阪へとやってきた会計検査院のメンバー。それぞれの思惑と誤解が重なりあった時、ついに全大阪人が立ち上がる。

 

「大阪国」とは何なのか、そしてタイトルから謎めいている「プリンセス・トヨトミ」、豊臣の姫とは一体何者なのか。

 

これまで大学や高校などの学校を舞台にしていた万城目ワールドが、会計検査という特殊業務のビジネスマン、そして大阪全体を舞台にして、スケールアップしています。

 

個人的にはこのスケール感やミステリー感も楽しく読めましたが、ただクライマックスの盛り上がりに欠ける部分があったり、少年の設定をなぜこんな複雑な設定にしたのかなどちょっと残念に思う部分もなきにしもあらず。

 

 

映画では、登場人物の設定が本とは異なる部分が幾つかあり、重要キャラの性別が変わっていたり、 重要と思われるシーンがカットされたり省略されたりしており、あまり評判は良くありませんが、この予告はめちゃくちゃカッコイイ。

 


映画 『プリンセス トヨトミ』 予告編

 

「本の方が良いじゃん」と思ってしまうところがありますが、万城目ファンなら一度観てみるのも良いかと思います。 

 

プリンセス トヨトミ DVDスタンダード・エディション

プリンセス トヨトミ DVDスタンダード・エディション

 

 

5位 ホルモー六景

ホルモー六景 (角川文庫)

 

 全6編からなる『鴨川ホルモー』の続編小説。

ただ、単なる続編とは違い、『鴨川ホルモー』では語られなかった登場人物たちそれぞれの舞台裏が描かれています。

これを読めば、鴨川ホルモーでスルーしていた部分も「あぁ、なるほど、そういう経緯があったのか」と納得できます。それも無理やり後付けした感がないところがすごい。

 

各短編ごとに時系列も登場人物も異なるにもかかわらず、最終的には一つのストーリーとなっていることに気づかされ、そして「未来のホルモー」へと繋がっていく布石になっていることに驚かされる。

 

このようなところがさすが万城目作品だと思う。単なる続編でない、ファン心をくすぐる作品です。

ちなみに、映画版では『ホルモー六景』で登場する人物も描かれていたりするので、ホルモー読んだ後はマストで読むことをお勧めします。

 

4位 偉大なるしゅららぼん

偉大なる、しゅららぼん (集英社文庫)

 

滋賀の「琵琶湖」を舞台に繰り広げられるSFストーリー。

 

「湖の民」として不思議な力を与えられた二つの一族。代々にわたり争ってきた彼らの対決の最中、二つの一族の未来を大きく揺るがすことが起こった。

不思議な力の謎、そして憎み合っていた二つの一族の末裔同士が協力し、ついには「しゅららぼん」を起こす。

 

しかし毎回よくこんなわけわからないタイトルが思いつくなー。しかも何かカッコイイし。

 

そして、この作品も2014年に実写化され、映画公開されました。

設定が多数変わっている部分がありますが、大枠の流れは小説と同様です。

 


『偉大なる、しゅららぼん』予告編

 

濱田岳が日出淡十郎役、岡田将生が日出涼介役を演じています。また、グレート清子のキャラは大幅に変更され、深田恭子が演じています。

 

時間や予算の都合もあるのでしょうが、涼介の恋物語や浩介のことは語られず、二度づけ禁止ルールについても詳しく述べられなかった点は残念だったりしますが、この小説をよく実写化したなと単純に楽しめます。

偉大なる、しゅららぼん プレミアム・エディション [Blu-ray]

偉大なる、しゅららぼん プレミアム・エディション [Blu-ray]

 

 

ちなみに、しゅららぼんは『ジャンプ改』にて関口太郎氏により漫画化もしてます。

興味がある方はこちらもチェケラされてもいいかと思います。

 

3位 とっぴんぱらりの風太郎

とっぴんぱらりの風太郎

 

万城目学初の歴史小説であり、「大阪の陣」を舞台にした時代小説。

 

主人公はさえない伊賀の忍び、風太郎(ぷうたろう)。名前の通り、忍びとしての任務を解かれた後にニートのようにプータローをして過ごしていたが、あることを皮切りに徐々に歴史を動かす裏舞台へと動き始める。

 

そして実は『プリンセス・トヨトミ』へとつながる伏せんの作品でもあります。

 

この作品でも万城目ワールドは健在で、コメディ要素もふんだんに盛り込まれ、笑いながら読んでいけます。

しかし、これまでの万城目学作品と違い、本当の"戦(いくさ)"で、戦いの最中、忍びという任務からも仲間が死んでいったり、自身も傷ついていきます。そういう戦の残酷さも描かれています。

 

そして、感動のクライマックス。万城目学の作品で笑って涙するのではなく、感動で泣きそうになります。何のために生きるのか、自分を犠牲にしてまで守りたいものとは何か、そんなことを考えさせられる名作です。

 

2位 鹿男あをによし

鹿男あをによし (幻冬舎文庫)

 

奈良を舞台にした奇想天外なファンタジー。 

僕が万城目小説を初めて読んだのがこの物語です。

 

奈良の女子高へ赴任してきた教師(おれ)が、奈良公園で出会った人の言葉を話す不思議な鹿の命を受け、日本の危機を救うために"サンカク"と呼ばれるものを取り戻そうと奮闘するストーリー。

 

この小説は2008年にテレビドラマで放送されました。主役は玉木宏、堀田イト役を多部未華子、藤原道子役を綾瀬はるかが演じています。

濱田岳と綾瀬はるかは、万城目学の実写化作品には二度も出演しており、どちらもコミカルなキャラとして重要な役割を果たしていますね。

 

このテレビドラマはとても面白かった。コメディながら謎を解き明かしていくミステリー要素も含んでおり、小説とは違った意味でクオリティの高い作品に仕上がっていると思います。

エンディングテーマの曲もとてもカッコ良かった。

鹿男あをによし DVD-BOX ディレクターズカット完全版

鹿男あをによし DVD-BOX ディレクターズカット完全版

 

 

ちなみに、こちらも漫画版が出ています。

鹿男あをによし 第1巻 (バーズコミックス)

鹿男あをによし 第1巻 (バーズコミックス)

 

 

1位 鴨川ホルモー

鴨川ホルモー (角川文庫)

 

そして僕が選ぶ第1位は、やっぱり『鴨川ホルモー』。

万城目氏の処女作であり、京都を舞台に京都の大学生が繰り広げる奇想天外なストーリー。そして、ファンタジーながら、自分の学生時代を思い出しながら、どこか懐かしく読める楽しい作品です。

 

二浪して京大へ入学した新入生の安部。彼は葵祭のバイト帰りに「京都大学青龍会」という超怪しいサークルへ勧誘され、バイトで知り合った同じ大学の高村と新歓コンパへ参加することになる。物語はそこからスタートする。

京都大学青龍会は、実はいにしえの時代から伝わる「ホルモー」という競技を行う一団であり、主人公たちはホルモーを別大学と戦いながら、青春時代を駆け抜けていく。

 

笑いあり、恋愛あり、大学生に戻りてぇー!と思わず思ってしまう最高の名作です。

 

また、万城目初の映画化された作品でもあります。映画は2009年に公開されました。

 

主役の安部を山田孝之が演じ、"凡ちゃん"こと楠木ふみを栗山千明、高村を濱田岳が演じています。

鬼語は小説版とは異なり、映画オリジナルのものになっています。

 

www.youtube.com

 

小説とは異なり、京都大学青龍会ブルースが楠木ふみの軍師のごとき活躍でトーナメントを勝ち抜いていく部分が描かれなかったことが残念ですが、それを差し引いても映画ならではのおもしろい作品になっていると思います。

鴨川ホルモー [DVD]

鴨川ホルモー [DVD]

 

 

また、鴨川ホルモーは同2009年に舞台化もされており、舞台版では安部役を映画版でライバルの芦屋役を務めた石田卓也が演じており、また早良京子役は映画版で早良京子を演じた芦名星が再び務めています。

 

万城目学作品の主人公の共通する特徴

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(映画『鴨川ホルモー』より)

 

上記の物語の主人公たちは、学生だったり、教師だったり、忍者だったり、ビジネスマンだったりと、職業も年齢も設定が異なります。

 

しかし、万城目学作品には、ほとんどの主人公に共通している性格的な特徴があります。

それが、主人公が「劣等生」だということ。

もちろんホルモーに参加できたり、鹿と話せたり、湖の民として特殊な力を持っている人物ではありますが、どこか頼りなく、その一員としてはできの悪い方として位置付けられてしまうようなキャラクターです。

 

よくある主人公像は、登場する人物の中でも特に優れた能力を持ち、その能力でどんどん道を切り開いていくっていう感じですが、万城目学が描く主人公は、パッとしないどこにでもいそうな人物です。

そして、その主人公の友人や周りに、もっと優れた力を持つ人物がいて、主人公はちょっとキョドリながらも、その人物たちと協力したり、張り合いながら物語が進んでいきます。

 

でも、そんな主人公だからこそ、より一層自分と主人公を重ね合わせることができ、物語の世界に没頭することができる。

頼りない自分が、少しずつ成長し、能力がある優秀なライバルたちに引けを取らない力を発揮していける。そんな勇気やモチベーションを高められる作品だからこそ、万城目ワールドに人は惹きつけられるのかもしれないなと思います。

 

個人的におすすめな万城目学エッセイ

ザ・万歩計 (文春文庫)

万城目学の作品は奇想天外な小説が代表的ですが、ちょこちょこ出してるエッセイも実はおすすめです。

エッセイも色々出てますが、僕のおすすめとしてはやはりエッセイ一作目の『ザ・万歩計』ですね。

 

万城目氏の半生が綴られ、どのようにして小説家になったか、鴨川ホルモーが生まれた経緯など、ファンとしてはとても知りたい裏話も語られています。

小説作品のように、奇想天外でめちゃくちゃ笑えるっていうものではなく、ほのぼのと読んでいく内容です。なので、人によっては物足りなさを感じる方もいるかもしれませんが、これはこれで味のある文章で面白いです。

 

万城目ワールドが大好きな方は、一読されても良いかと思います。

 

実は読んでいないので読みたい作品

バベル九朔

今回は『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』や『悟浄出立』 については書きませんでしたが、かのこちゃんも動物好きにはたまらない涙なしでは読めないストーリーでおすすめです。タイトルからはイメージしにくいですが、実はSFチック、ファンタジックな内容です。 『悟浄出立』は短編集です。

 

2016年3月に新たに出版された『バベル九朔』は実はまだ読めていません。

早く読みたいと思いながらも、あらすじとか口コミを見てるとどうなのかと思い、まだ手がつけれていませんでした。でも、やっぱり万城目ファンとして、自分自身で読んで確かめることが大切ですね。ってことで読みます。

 

 

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マクドナルドの業績が急回復している理由とは?

いつものようにスマホでニュースを読んでて知ったんだけど、最近日本マクドナルドの業績が回復傾向にあるみたいですね。

news.livedoor.com

 

2015年に消費期限切れ肉使用や異物混入問題が次々と発覚し、消費者が離れ、急激な業績悪化・業績不振となってしまったマクドナルドでしたが、6月に日本マクドナルドが発表したところによると、2016年5月の全店売上高は前年同月比17.3%と増加し、既存店売上高では21.3%もの増加となったらしいです。

また、客数でも7.0%伸び、客単価自体も13.3%の上昇となったとのこと。

(参照:http://www.mcd-holdings.co.jp/financial/monthly/

 

まだ問題発覚以前の売上には回復していないものの、2016年1月から3月の売上状況においても、営業利益では1億5,100万円の利益を上げ、黒字転換となったことからも、徐々に売上回復の兆しは見え始めているみたいですね。

マクドナルド業績回復の理由は?

様々な見解が主張されている

で、その回復の理由が何なんだってことに対し、ネットで検索してみると、各所でいろんな見解が言われてるみたいです。

 

例えば、期間限定商品の投入が良かったのではないかとか、店舗スタッフのサービス力の向上や原点回帰が功を奏したなど、その見解は人それぞれ。

 

マック(もしくはマクド)のIRを確認すると、日本マクドナルドの企業施策としては、『ビジネスリカバリープラン』というものが発表されています。

 

2015年は「堅固な基盤づくり」、そして2016年に「転換・収益性回復」を目指しているようです。

そして取り組みとしては、「1. よりお客様にフォーカスしたアクション」「2. 店舗投資の加速「3. 地域に特化したビジネスモデル」「4. コストと資源効率の改善」の4点が重要視されているらしく、やっぱり現状の見直しがメインみたいですね。

(参照:http://www.mcd-holdings.co.jp/irevent/index.html


そして、このような取り組みが功を奏し、結果として売上回復になっているのではないかというのが予想として考えられているようです。

 

個人的に考える「マック回復傾向の理由」

果たして、現状の回復傾向がどのような要因から生じているのか。

 

もちろん様々な理由が複合的にあるでしょうし、「これだ!」と断定するのは難しいと思いますね。

でも、僕も一消費者として、最近マクドナルドへ再び通ってる身として、自分なりの理由を考えてみると、理由はもっと単純なものなんじゃないかとも思うんですよ。

 

何かといえば、つまるところ、

時間が経つにつれて「消費者の危機意識が薄れてきた」

というところが実は一番大きいのではないかと思うわけです。

 

喉元過ぎれば熱さを忘れるという諺がではないですけど、我々は許容するという文化的な要素が大きいのか、もしくは単に平和ボケしているだけなのかはわからないですが、良くも悪くも徐々に問題意識を忘却していくところがあると思います。

 

2015年にマクドナルドの食の危険性が叫ばれ、メディアで取り上げれば取り上げるほど、もちろん消費者への不安心理が煽られ、より一層顧客離れが起こりました。

 

でも、すでに問題が発覚した時から約1年が経過し、メディアでもその危険性が取り上げられる機会は減り、そこまで問題提起が行われなくなった。

そうなると、自然と我々消費者の意識からも過去の問題が遠のいていく。そして、いつの間にかその危険意識は解消されていったんじゃないか。という仮説が考えられます。

 

もちろん、我々消費者の問題意識が薄れていく過程で、マクドナルド側が行った施策に全く効果がなかったとは思いません。むしろ効果はあったと思う。

 

「品質の改善」を謳い、これまでの問題から健康志向へとベクトルを変更したこと、決算説明会資料でも挙げられていたQSC施策、つまり店舗スタッフのサービス向上、マックでは様々な施策がとられました。

 

ニュース記事を見ると、この施策は無意味だとか効果がないという方もいるし、一方ではスマイルの力で売上が改善されたという逆の意見の方もいました。

 

ただ、僕の意見としては、それぞれの施策がダイレクトに効果があったというわけではなく、間接的に効果を発揮したのではないかと思うんです。

 

いくら時間が経過していくにつれ、危機意識が薄れるとは言え、さすがにそのままの状態が放置され継続していれば、誰もお店には近づかないでしょう。

でも、マクドナルドから離れ、牛丼や他のファーストフードで食事をしている時にふと「久々にチキンフィレオ食いてぇなぁ」と懐かしい気持ちが湧いてきます。

 

その時、マクドナルド側がしている施策を思い出すわけです。

 

「ちょっと前は食の安全性が問題視されたけど、最近マック頑張ってるみたいだし、なんか雰囲気も変わってきたから、そろそろ問題ないんじゃないか?」と。

 

こうして自分の中でマックへ行く言い訳が作れる。

 

そして、「今のマックは前のマックとは違うんだ。マックへ行っても、まぁ前ほど食の品質が悪いわけじゃないだろう。最近ご無沙汰だし、久しぶりに行ってみるか」となるわけです。

 

こういう自分の中での自己正当化が多くの消費者の中で進み、その結果、時間の経過とともに、再びマックへと足を運ぶカスタマーが増えてきたのではないかと。

 

つまり、時間の経過とともにメディアでのマクドナルドバッシングが緩和され、各消費者の問題意識が薄れていったことに加え、彼ら一人一人がマックを再度食べたいという欲求を正当化できる言い訳がマクドナルド側の施策や努力によってつくられたことが、マクドナルドの回復の兆しの大きな要因として考えられるのではないかと思います。

 

マクドナルドは日本の外食文化か

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tokyo-solamachi.jp

 

そもそもマクドナルドが日本に創設されて45年が経過します。

僕を含め自分が生まれる以前からマックはすでに身近に存在している人は多いでしょう。約半世紀にわたって全国的に店舗が根付いていく中で、マクドナルドはハンバーガーという完全アメリカンスタイルな食べ物とはいえ、すでに日本人の外食文化の重要な一部になっているのかもしれないですね。

 

生まれた頃から普通に食べていたものが、1年や2年で簡単に見放されるということは考えにくい。

みんな色々な理由をつけても、昔から馴染んだマックを食べたいという気持ちがあるのかもしれないですね。

 

そう考えると、マックには是非今後も消費者の喜ぶ食事とサービスを提供していただきたいと思うばかりです。

 

あとがき

そういえば、この前マックへ行った時、いつものように注文して商品を受け取る際に、店員さんから「お待たせしました。いつもありがとうございます。」という言葉が返ってきた。

 

マニュアルのマックからすれば「いつもありがとう」という個別化した対応に少し驚いた。

こういうところからも、確かに変わってきているのかもしれないなと思う今日この頃。

 

 

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映画『デッドプール』を観てきた感想&映画のポイントまとめ

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 今超話題の『デッドプール』を観に行ってきました。

全米で大ヒットを遂げたマーベルコミックシリーズの映画作品。今回はその感想を書こうと思います。

 

※ネタバレあり注意:ネタバレなしで出来る限り書こうと思ってますが、テンション上がって若干ネタバレしちゃう時があるかもしれませんので、前提知識なしで映画を見たい方は、映画鑑賞後に見てもらえると嬉しいです。

超無責任ヒーロー『デッドプール』の映画のポイントと観た感想

映画のあらすじ

www.youtube.com

 

そもそも『デッドプール』って何?って方のために、先に映画のあらすじを紹介。

 

ニューヨークでトラブルシューターをしながら日銭を稼ぎ生活している元傭兵のウェイド・ウィルソンは、高級娼婦のヴァネッサと出会い交際し始める。愛し合い、結婚の約束まで取り付けた日にウェイドは意識を失い、病院で末期がんと診断されてしまう。
そんな中ウェイドは、酒場にやってきたリクルーターの男の誘いに乗り、がんの治療と引き換えに極秘の人体実験の被験者となることを決める。ウェイドは施設でフランシスというミュータントの男から謎の薬品を投与され、変異を誘発する為に過酷な拷問を受けることになる。その結果としてウェイドの細胞は変異し、ミュータントとして超人的な治癒力を持つ不死身の肉体を手に入れるが、引き換えにウェイドは全身が火傷を負ったような姿に変貌してしまった。施設に火を放って脱出したウェイドだったが、醜い自分の姿を受け入れることが出来ず、ヴァネッサとの再会を避けて盲目の老婆アルの家に居候しながら、マスクを付けた復讐人デッドプールとして、元の姿に戻るためにフランシスと組織の手掛かりを追い始める。

ja.wikipedia.org

 

つまり、正義の味方が悪を倒すというヒーロー映画というよりも、ラブストーリーを基盤とした復讐劇。

ただ、普通の復讐劇ってダークな感じだったり、厳粛な雰囲気が漂ってたりするんだけど、この映画はデッドプール(通称デップー)のテキトーかつ無責任なキャラによって、コメディアクションという真剣な中にも笑いが起こるという、これまでにないようなSFアクションムービーになっている。

 

ヒーローものなのにR指定?!

この映画は、ヒーロー映画にもかかわらず、なんとR指定作品。

日本でもR15指定となっており、中学生以下の子供は映画館へ観に行けない。ヒーロー映画なのに子供が見れないことに対しての反発もあるようだ。

 

しかし、このR指定でやったからこそ、気兼ねなく、下ネタあり、グロいシーンありで、デップーならではの良さを表現できたのではないか、という評価やレビューが多数上がっている。

oriver.style

 

そして、何よりも驚きなのが、R指定にもかからわず、興行収入で『アイアンマン』や『スパイダーマン』など人気のマーベルヒーロー映画作品を越えたことだ。

そして、なんと『X-MEN』のスピンオフ作品でありながら、X-MENシリーズ最大のメガヒット作品となった。

 

さらに、全世界で映画の興行収入ランキングNo.1の『アバター』の記録すら塗り替え、まさに映画史の新たな記録を作ろうとしている。

 

デッドプールはX-MENのスピンオフ作品

あまり知られていないが、デッドプールはX-MENシリーズに登場するキャラクター。

元特殊部隊員が、ウルヴァリンのヒーリング・ファクターを投与されたことからミュータント化したという背景があり、マーベルコミックでも、味方になったりディラン(敵役)になったりと、状況によって変わる異色のアンチヒーローだ。

 

その為、今回の映画でもX-MENにまつわるキャラクターが登場する。

世界を守ろうとする正義の組織「X-MEN」のメンバーと、自己中心的で勝手気ままなデッドプールのやり取りも必見である。

 

デッドプールはウルヴァリンシリーズにも登場していた

「デッドプール」は日本ではあまり馴染みのないキャラクターだが、実は映画に登場したのはこれが初めてではなく、X−MENの人気映画『ウルヴァリン:X−MEN ZERO』にも敵役で出演している。

しかも、演じているのは今回の映画と同様のライアン・レイノルズなのだ。

 

でも、実はあまり評判が良くなくて、当時はアメリカでも結構バッシングされたとか。理由は、その映画に登場したデッドプールがコミックのキャラとまるで違ったこと。

ちなみに、ウルヴァリンに登場するデッドプールはこれ。

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buzz-plus.com


え、誰?ってなるよね。

 

ライアン・レイノルズが演じてるけど、全く別キャラやん。

でも、この映画で批評を受けたにもかかわらず、ライアンが継続してデッドプールを演じ、しかもプロデューサーを兼ねて主演映画となるってのは、他に例がないんじゃないかなと思う。そういう意味でも異色なヒーローと言えるだろう。

 

デッドプールの能力

ヒーローといえば、気になるのはそのヒーローが持つスーパーパワーだ。

デッドプールの能力は、超人的な治癒能力。これは、人体実験でミュータントになる薬品を投与され、その成分とウェイド・ウィルソンの人体がマッチングしたことによって得られた。

 

ちなみに、映画では述べられないが、ウルヴァリンから抽出されたヒーリング・ファクターであり、その為ウルヴァリン同様の驚異的な回復能力がある。打たれたり、切られたりして負傷したとしても、すぐに回復する。

 

さらに、ウェイドが軍隊時代に培った射撃や格闘などの戦闘経験が合わさって、スーパーパワーを手に入れた。

 

しかし、スーパーパワーを手に入れても、正確は変わらず元の自由気ままな正確で、他のヒーローのように、正義に目覚めたり、困っている人のために戦うことを誓ったりはしない。

 

低予算なのに、全世界でNo.1ヒット

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foxmovies-jp.com

 

実は制作費は5,800万ドルと最近のハリウッド映画の中では低予算。

 

それにもかかわらず、120カ国でNo.1のヒットを樹立するという、凄まじいメガヒットをとばしている。映画は費用をかければいいってわけじゃないことが改めてはっきりした作品でもある。

 

ちなみに、予算が少ない中でも映画の時間(尺)を短縮し、コンパクトに抑えることで、クオリティを上げた作品に仕上げることができたようだ。

 

キャスティングがばっちりハマり役

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『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』でデッドプールを演じた際は不評だったライアン・レイノルズだが、今回の映画ではその評価を完全に覆し、彼の作品の中でも最高のハマリ役となった。

 

マーベル・コミックスで『スパイダーマン』や『X-MEN』の生みの親でもある漫画原作者にして、製作総指揮を務めるスタン・リーは、「ロバート・ダウニー・Jr.が生まれながらのアイアンマンであるのと同じく、ライアン以外にデッドプール役は考えられない」と述べるほど、彼の演技を絶賛している。

 

実際に僕も映画を見た感想として、彼以外にデッドプールを演じられる人はいないんじゃないかと思えるほど、完全にハマっていた。

おしゃべり好きで能天気、そんでもって自由気ままなキャラはライアンが演じてこそ、実写化できたとも言えるではないだろうか。

 

また、彼のまわりを支える俳優陣も素晴らしかった。

ヒロイン・ヴァネッサ役のモリーナ・バッカリンは美しさと妖麗な雰囲気を備えながら、ウェイドが失踪した後も一途に彼を愛し続ける愛情深い人間性という両面を華麗に演じていた。

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そして、ウェイドの親友であり、行きつけの酒場の店主であるウィーゼルを演じるT・J・ミラーも良かった。

彼は様々な人気映画に出演しているが、僕の中で一番印象的なのはアメリカンドラマ『シリコンバレー』のアーリック役である。そのときの適当さというか傲慢ながら実は相手を心から助けようと思うやさしいやつだったりするコミカルなキャラが今回も発揮されてる。

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これまでにない超無責任なヒールヒーロー

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予告でも本人が語る通り、彼は正義の味方じゃない。

 

自分の呼称は「俺ちゃん」。タクシーにはただ乗りしてハイタッチですませようとしたり、そのタクシードライバーに片思い相手を誘拐するようにそそのかしたり、正義のヒーローには必ずある「敵を許す」という精神が全くない。

 

また、戦闘の最中にもふざけまくる。このあたりはスパイダーマンにも似たところがあるが、敵をなめて怒らせることは圧倒的にスパイディーの上をいく。

しかし、愛嬌があり憎めないキャラから、やっていても腹が立つのではなく、笑ってしまう。

 

コメディタッチで第四の壁突破

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デッドプールが他のヒーローと決定的に違うところ。

それが「第四の壁を越えることができる」こと。

 

「第四の壁」とは、映画や漫画、ドラマ、演劇等で、観客側(現実)と役者・舞台側(フィクション)との間に概念的に存在する壁のこと。

通常、この壁があることによって現実と舞台とは区分され、フィクションの中の人物は観客の存在を意識することなくストーリーが進んでいく。

 

しかし、デッドプールはこの第四の壁を越え、読み手に話しかけたり、物語に苦言をさしたりするのだ。これはコミックで描かれた時からのデッドプールならではの設定である。

コミック漫画の中で行われていることが映画でも出来るのかどうか、映画公開前にはネットでも不安と期待が混じった予測がとびかっていた。

 

実際に観た感想として結論から言うと、「第四の壁」は見事に突破されていた。

 

自分が映画化されていることを認識していて、映画館にいる観客へ何度も語りかけてくれる。

しかもBGMを要求したり、X-MENに助けを求めに行った際には、同行してくれるメンバーが2人しかいないことを聞いて、「予算がないの?」と映画の予算をディスったりする場面もある。

 

他の作品では考えられないシーンだが、これがまためちゃくちゃ笑える。元のキャラが素晴らしいというのもあるが、映画化すると低評価となってしまう作品も多い中で、映画としても素晴らしい作品だと思う。

 

ちなみに、エンディングが流れ始めると帰る方もいるだろうが、エンディングが終わるまで帰らないことをオススメする。最後のお楽しみがあるやなしや…。

 

オープニングのキャスト紹介もおもしろい

普通の映画では、最初にオープニングがある場合、重要キャストや監督などの役名と人名が紹介される。

しかし、この映画では役名と合わせて紹介されるのが、それぞれのキャッチコピーで、しかもそのコピーが相当ディスった内容になっている。

 

例えば、監督はティム・ミラーの名前の代わりに、「給料が高すぎる役立たず」となってたりする。

 

細かなところにネタが仕込まれていて面白い。本当に客を笑わせたい、これまでにない映画をつくりたいという空気感が、こういうところからも伝わってくる。

 

逆に残念なところはあるのか?

逆に残念なところを強いて挙げるとするなら、映画の尺の関係もあるだろうが、いくつか語られない部分などがあった点かな。

ウェイド・ウィルソンがデッドプールとなった後、ミュータントとしていつX-MENの存在を知り、彼らと関わりを持つようになったのかは映画で語られなかった。親友である も、良いキャラながらクライマックスでは活躍せず、回収不足だったとも言えるかもしれない。

 

でも、そのような細かなところを含めたとしても、映画の脚本や構成はとてもシンプルでわかりやすく、コンセプトがブレないストーリーで素晴らしい評価には変わりない。

 

ちなみに、最高の作品の欠点を見つけようとトライする記事もあったが、それもストーリーには関係のない点だけであり、やはり良い作品だということが再認識されている。

www.gizmodo.jp

 

まとめ

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何より良かったことは、CM予告を裏切らないストーリー展開だ。

 

予告編で「めちゃくちゃ面白そう!」ってなって、映画を見に行くと全然予告と違うケースはよくある。予告ではスピーディーで手に汗握るような展開だったのに、本編では結構間延びしてしまい、ダレてしまうって感じで。中には、予告のシーンなんて出てこないときもあるくらいだ。


でも、この映画は全く予告を裏切らなかった。予告で観るデッドプールの適当さ、無責任さがそのままで、リアルなアクションシーンもとても良かった。

まだまだ観たい、何度も観たい映画である。

 

だからといって、安易に『デッドプール2』などはつくってほしくないとも思う。

この作品はコメディタッチであり、主役は無責任ヒーローという映画だけれども、ストーリーや全体の構成を含め、非常に練ってつくられた映画だ。

だからこそ、そのクオリティを落とすようなキープコンセプトだけの映画で続編というのはあまり観たくないというのもある。

 

でも、アベンジャーズ作品にゲストキャラとかでは是非出てほしい。

前回の『シビル・ウォー』でヒーロー同士の対決が描かれた際も、各ヒーローがそれぞれ自分の良い味を出していたが、デッドプールが加われば、より一層おもしろい展開が期待できるのではないかと思う。

majicpie.hatenablog.com

 

DVDが発売されたら、ソッコー買うつもり。ちなみに、アメリカでは既にDVDも発売開始されており、爆発的な売上を上げているようだ。日本でのDVD発売も楽しみだ。

とにかくまだ観てない方は、映画館へ急ごう。

 

www.foxmovies-jp.com

 

ではっ!

 

 

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