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『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』を観た感想とオススメの見方

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どーも、ぽいふるです。

MARVELファンの僕ですが、ようやくこの作品観てきましたよ。

 

『シビル・ウォー - キャプテン・アメリカ』


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ということで、今回は見てきた映画のレビューを独断と偏見でご紹介したいと思います。

 

ネタバレなしで出来るだけ感想を書きたいと思うんですが、と言っても一部ネタバレありになってしまうところもあるかもしれないので、完全に前提知識なしで映画を観たい方は映画を観てから改めて読んでいただければと嬉しいです。

 

では、どうぞっ!

 

あらすじ

ひとまず今回の映画のあらすじを知らない方に向けて紹介しておきましょう。

 

数々の危機を救ってきた“アベンジャーズ”が、国連の管理下に置かれることを巡り、激しく対立するアイアンマンとキャプテン・アメリカ。さらに、ウィーンで起こった壮絶なテロ事件の犯人として、キャプテン・アメリカの旧友バッキーが指名手配されたのを機に、アベンジャーズのメンバーは大きな決断を迫られる。過去を共にした無二の親友か、未来を共にする仲間たちとの友情か――ふたつの絆で揺れるキャプテン・アメリカがある決断をしたとき、世界を揺るがす“禁断の戦い(シビル・ウォー)”が幕を開ける。

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この映画は『キャプテン・アメリカ』シリーズであり、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』の続編にあたるものです。そのため、今回の作品でもジェームズ・”バッキー”・バーンズこと、ウィンター・ソルジャーが重要なキャラとなりますので、事前知識を仕入れてから映画を観たい方は、そちらの映画をチェケラしておくことをお勧めします。

 

キャプテン・アメリカの続編とはいうものの、時間設定は『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』から1年後の話であり、『アベンジャーズ』シリーズの3部目という位置付けになります。なので、実質は『アベンジャーズ3』と言ってもいいでしょう。

 

ちなみに、時系列の順番で言えば、

 

『アベンジャーズ』(1作目)

   ↓(2年後)

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』

   ↓

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』

   ↓(1年後)

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』

 

という流れになります。

予習必要な方は、事前に観ておけばより楽しく観れると思います。

 

映画の感想まとめ

テーマ的なところ

まず、結論から言えば、とにかく”面白かった”です。
アベンジャーズ前作の『エイジ・オブ・ウルトロン』よりかはるかに面白かった。

 

今回の映画の特長であり、これまでのマーベル作品と一線を画すところは、ヒーローものには絶対に欠かせない”敵”が登場しないこと。

 

完全に「シビル・ウォー」、いわゆるヒーロー同士の「内戦」を描いた作品です。
もちろん内戦を起こさせるきっかけをつくる敵キャラ的な存在は登場しますが、あくまでそのキャラもきっかけを作っただけで、『バットマンVSスーパーマン』のように、最初勘違いで敵対していたけど、途中から共通の敵が現れて、いきなり協力して戦う的なストーリーでは全くありません。だからこそ、他の映画とは一線を画すこれまでにない作品と言えるでしょう。

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つまるところは、キャプテン・アメリカであるスティーヴ・ロジャースと、アイアンマンであるトニー・スタークとの考え方の相違、すれ違いが原因なので、アベンジャーズを率いるリーダー二人の友情の亀裂が根本です。まさしく「友情が友情を引き裂く」という映画のキャッチフレーズの通りですね。

そういう意味では、「シビル・ウォー(内戦)」というよりも、「喧嘩」って言った方が近いようにも思えます。

 

映画の見所

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気になる一番の見所ですが、個人的にはやっぱりクライマックスの一歩手前で繰り広げられるヒーロー同士の戦闘シーンですね。

 

他では一人で主役をはるほどのヒーローがチームとなり、しかもそのスーパー能力を駆使して、別のヒーローと戦い合うこの光景は、他の映画では見ることができない、めちゃくちゃスリリングでファンタスティックなシーンです。このアクションシーンは、マーベルファンなら是非是非観ていただきたい。

 

ちなみに、各チーム(派閥)のメンツを紹介すると、

 

チーム”キャプテン・アメリカ”

・キャプテン・アメリカ / スティーブ・ロジャース
・ウィンター・ソルジャー /ジェームズ・”バッキー”・バーンズ
・ホークアイ
・スカーレット・ウィッチ
・ファルコン
・アントマン

 

チーム”アイアンマン”

・アイアンマン / トニー・スターク
・ウォーマシン / ジェームズ・“ローディ”・ローズ
・ヴィジョン
・ブラック・ウィドウ / ナターシャ
・ブラックパンサー
・スパイダーマン

 

というように、各チーム6名構成の計12人のヒーローの激戦となります。めちゃくちゃ豪華メンバーが勢ぞろいだ。

 

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さらに、今回の映画からアベンジャーズメンバーとして新キャラが登場します。

キャプテン・アメリカ派にはアントマン、アイアンマン派にはブラックパンサー、そして我らがスパイダーマンが加わって戦いが繰り広げられます。

 

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スパイダーマンについては、予告編で登場することが告知されてから、世界各国で話題沸騰となっていましたが、その期待を裏切らないものになっています。

 

スパイダーマンことピーター・パーカーは、これまでにトビー・マグワイアとアンドリュー・ガーフィールドがスパイダーマンを演じてきましたが、今回の映画では新たなスパイダーマンとして、トム・ホランドが演じています。

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これまでの俳優二人と比べて年齢も若く、実際に高校生感、子供の無邪気感が溢れているスパイダーマンになっていて、得意の戦闘中のおしゃべりも面白いです。
トビー・マグワイアのスパイダーマンよりも、アンドリュー・ガーフィールドのアメイジング・スパイダーマンをよりコミックに忠実にしたスパイディーだと思います。

 

ちなみに、トム・ホランドが演じるスパイダーマンシリーズが、2017年より新たにスタートするとのことなので、それも楽しみですね。それにしても、スパイダーマン何回リブートするんだw

 

ストーリー

僕はヒーローもの、SFアクション映画でも、アクション映像よりもストーリーにこだわって欲しい、ストーリー重視的なところがあるんですが、今回の映画はSFアクション映画としてはストーリー的にもとても深く考えられた作品になってるんじゃないかと思いました。

 

そもそもコミックで原作があり、そのストーリーをもとにしてるので、原作自体がいいからそりゃ脚本もいいだろうというのも一理あるでしょうけど、映像重視となってストーリーが無茶苦茶になってしまっている作品もある洋画の中で、特にシリーズが進むにつれてストーリーがよくわからなくなっていく3作品目の脚本としてはしっかりと整っていたと思います。

 

ただ、マーベル映画、一般のヒーロー映画としては、「内戦」というものをテーマに置いている為、結構人間関係とかがドロドロな感じになってしまっています。

 

『アベンジャーズ』一作目のようなヒーローが無理やり集って、お互いに喧嘩しあいながらも認め合い、ともに悪と戦う、というような清々しい作品から、どんどん変化してきてしまっていることは若干寂しいところではあります。

 

ハリーポッターが1作目や前半の作品から、学年が上がるにつれて、ストーリーがどんどんダークになっていき、映画でも映像がほとんどダークな感じになってしまっているのに似てますね。

シリーズ化して作品を進めるにあたって、どうしても人間関係などの複雑化をテーマにしていったり、見えていなかったダークな部分を浮き彫りにするテーマとなってしまうことは、ある意味最初の作品からするともったいないようにも思います。

 

とはいうものの、今回の作品は、抗争でお互いに戦い合いながらも、やはりお互いを認め合っている、信頼している部分も各キャラごとに垣間見え、今後の展開では再び結集できる希望を残している部分(特に最後のスティーブのトニーへの手紙ね)は良いなぁと思います。

 

オススメの映画の見方

この作品を見るにあたって、オススメの視聴方法をご紹介します。

 

結論から言うと、絶対

 

4DXで観る

 

ことをオススメします。

 

実は今回初めての4DXデビューだったんですが、臨場感がハンパない。単に3Dで立体的に見る以上に、その映画に入り込むことができます。

 

アクションシーンでは椅子がテーマパーク並みに動いて、戦闘シーンの壁で背中を打つシーンでは椅子の背もたれがドンッと振動したり、吹雪や雨のシーンでは風や水しぶきが来たりと、映画というよりも、もはや一つのアトラクションになってます。

 

ただ、問題が二つ。

 

一つは通常の映画料金の倍近く費用がかかること、もう一つはアトラクションなどで酔いやすい方にはお勧めできません。

 

車酔いしやすい方なども自分の体調を考えて利用してみてくださいね。最初に酔い止め飲んで行くってのもアリかもw

 

あとがき

マーベル作品は商業的にもヒット連発できるということもあり、どんどん作品が制作されていってますね。単なるリブートや同じようなキープコンセプトのものが量産されることはやめてほしいですが、面白い作品がどんどん出来てくることは良いことだと思います。

 

続編も楽しみです。ではっ!

 

 

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