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圧倒的な成果を出す人と出せない人のたった8つの違い

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僕は仕事柄、さまざまなビジネスマンと関わりながら仕事をしている。そんな中で、圧倒的な成果を仕事で上げる人もいれば、そうでない人もいる。その違いは一体何なのだろうか。ふとそれについて考えてみた。その結果、実はわりと単純な違いが、彼らの仕事の質とキャリアの違いをもたらしているのではないかと思った。

今回は僕が仕事をしている上で気づいた、圧倒的な成果を出す人と出せない人のたった8つの違いを紹介する。

圧倒的な成果を出す人と出せない人のたった8つの違い

こだわる部分の違い

成果を出す人は、「実行」することにこだわる
成果を出せない人は、「計画」することにこだわる

成果を出す人は、とにかく行動する。数をこなすことで質に転換することを知っている。そのためにすぐに動く。そして自分が動くことで、物事を実際に動かしていくのだ。

一方で、仕事で成果を出せない人は、最初の計画立案にこだわる。PDCAで言えば、最初の"P"の部分に比重をかけすぎる。リスクへの対処法を長々と議論し、社内の報告用の資料作りにも多大な時間をかける。そして、ああだこうだ言っている間に何をしようとしているのか目的自体が曖昧になってしまう。

そんなことをしている間に、すぐに行動に移す人は何度もトライを繰り返し、すでに成果をつかんでいる。

行動量の違い

成果を出す人は、量をこなせる
成果を出せない人は、最初から質にこだわる

成果を出す人は、圧倒的な行動量をこなすことができる。成果を出す人は、「量が質に転換する」ことを知っているのだ。最初は無我夢中に突き進んだとしても、その経験から学び、次に活かしていくことで、確実に行動の質が量に沿って向上していく。営業マンでいえば、はじめは100回200回電話をかけてもとれなかったテレアポが、数をこなすことで徐々に精度が増し、10回20回でアポがとれるようになる。

一方で、成果を出せない人は最初から質を求めようとする。数をこなすことは非効率だ。最初から精度を上げて無駄打ちをしないようにしなければいけない、と考える。その結果、先程のテレアポの例でいえば、営業電話をかける前に何度もトークを見直し、さまざまなケースを予め想定しておこうとする。そして、勇気を出して電話するまでに膨大な時間をかける。

だが、そんなことをしている間に、その隣で量をこなす人はさっさと初アポをゲットしているのだ。

仕事の進め方の違い

成果を出す人は、PDCAを回し、改善を繰り返して進める
成果を出せない人は、振り返らず、次の一手だけを繰り返して進む

成果を出す人は、自分の行動を振り返り、仮説検証を徹底する。その行動の結果が失敗であったとしても、何が問題だったのか、どう改善すれば良いかを考える。逆に成功した場合も、何が成功の要因だったのか、どう次に活かせるのかを考える。PDCAを何度も繰り返し、改善を積み重ねていくことで、より大きな成果を得ることができる。

一方、成果を出せない人は、振り返るという作業を怠る。結果を見直すことは億劫な作業であり、そんなことよりも次の施策を考えようと無作為に次へ進もうとする。その結果、経験から学ぶことができず、同じ失敗を何度も繰り返してしまう。

過去の経験から学び、次に活かしていくためには、行動の振り返りが重要である。

持っている知識の違い

成果を出す人は、自分の取り組む仕事について詳しい
成果を出せない人は、人事評価制度について詳しい

「成果」の定義だが、自分が携わる仕事上で付加価値をつけること、仕事での貢献度としたい。たとえば、営業マンなら受注数や販売金額であり、マーケターなら売上金額や集客数、人事なら採用人数や社員の定着率などがあるだろう。

仕事で成果を上げる人は、自分の仕事について膨大な知識を持っている。それは経験と勤勉によって培われたノウハウであり、それがあるからこそ、彼らは成果を継続してあげていくことができる。

一方で、成果を出せない人は仕事への理解が乏しい。そして勤勉に知識を得ようとせず、付け焼き刃で仕事をこなそうとする。その割には、社内の人事評価制度に詳しかったり、社内の福利厚生に対する知識はとても持っていたりする。自己評価には非常に敏感であるのだ。だが、本当に自己評価を高めたいのであれば、仕事の腕を磨き、成果を上げていくことが長期的なキャリアアップにつながる。

探す内容の違い

成果を出す人は、「できる方法」を探す
成果を出せない人は、「できない理由」を探す

よく言われることだが、成果を出す人は「できる方法」を探し、成果を出せない人は「できない理由」を探すのが得意だ。成果を出せる人は、「自分には解決策が見つけられる」ことを信じており、仕事の現場で徹底的に考える。そして試行錯誤の結果、ついには人にできないと言われていたことも成し遂げてしまうのである。

一方、成果を出せない人は、それができない理由を探し出し、いかにそれが不可能であるかという言い訳を報告書にまとめ上げ、会議で立派なプレゼンテーションを行う。だが、それで上司が納得したとしても、ものごとは何も進んでいない。

結局、何かを創り出す人は、できる方法が必ずあると信じ、最後まで諦めることなく、愚直に取り組み続ける人だ。

重視する点の違い

成果を出す人は、結果を重視する
成果を出せない人は、努力したことを重視する

成果を出す人は「結果」を重視する。自分の貢献によってもたらされた仕事の成果に対し、責任と達成欲を持っている。そのような人たちは、営業マンでもエンジニアでも、自分の日々の「目標」に集中し、結果を出すためにひたすら努力を惜しまない。

一方、成果を出せない人は、結果ではなく、「努力したこと」に注目する。たとえ結果が悪かったとしても、自分が努力したことへの評価を求め、自分がどれだけの苦労をしたかを伝える報告書を書く。

だが、本当にその結果(目標)を達成したいのであれば、努力や過程にこだわらず、一直線に結果に集中することが、目標達成のためには必要となる。

情報に対する違い

成果を出す人は、教えや情報を素直に吸収して成長しようとする
成果を出せない人は、中途半端に知識を知っていてプライドだけ高い

成果を出す人は、人やものごとから素直に学ぼうとする。自分がまだまだ"知らない"ことを"知っている"のだ。そして、より大きな成果を創り出すためには、もっと学ばなければいけないと常に考えている。その為、人から教えてもらう際にも謙虚な姿勢で教えを請う。

一方、成果を出せない人は、自分が知っていることを自慢し、人から学ぼうとしない。プライドが高く、素直に人に聞くこともできない。その結果、中途半端な知識しか持ち合わせることができない。

何かの分野で圧倒的な成果を上げようと思えば、その分野のプロフェッショナルとなり、圧倒的な知識を持ち合わせなければいけない。そのためには、素直に学ぼうとする姿勢が大切となる。

考え方の違い

成果を出す人は、ものごとをシンプルに考える
成果を出せない人は、ものごとを複雑に考える

成果を出す人は、あらゆることを「シンプル」に考えようとする。直面した問題に対しても、何が本質であり、何を解決すれば良いかと単純化させて考える。鉄鋼王であり、ロックフェラーと並び称された世界的な大富豪アンドリュー・カーネギーも「小さく砕いて一つずつ解決すれば、解決できない問題はない」と述べており、ものごとをシンプルに考える習慣を紹介している。

一方、成果を出せない人は、ものごとを複雑に考えようとする。自分は難しい問題と向き合っているんだと言っているかのように、問題を自ら複雑にとらえて考えようとする。その結果、適切な解決策もわからず、問題の分析をする報告書の作成に時間をかける。そして、作成した立派なプレゼン資料を見て、解決した気になってしまう。

ものごとはシンプルにとらえ、行動に移しやすくするようにすることが、成果を出すためには大切になってくる。ちなみに、「シンプルに考える」という話では『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』という本が参考になる。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

まとめ

いかがだっただろうか?今回は、仕事で圧倒的な成果を出すことが出来る人と、成果を出せない人の違いを紹介した。圧倒的な成果を出せる人は、行動の人であり、自分の求める結果に向けて愚直に突き進むことができる人である。一方で、成果を出せない人は体裁や自分の評価にとらわれ、本当に重要なことを見定められていない。

一つ一つの違いはほんの些細な考え方の違いである。だが、その違いの積み重ねが大きな違いとなり、仕事における能力・成果の差になってくるのだ。

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