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超おすすめしたい!実話に基づく映画をランキング15選で紹介する

今回は映画のジャンルの中で、ノンフィクション作品、実話に基づく映画作品を紹介したいと思います。

 

「事実は小説よりも奇なり」ということわざがありますが、実話を元にした映画はまさにそれを教えてくれますね。

 

今回はその中でも、僕の独断と偏見で選び、厳選したオススメ作品をランキング形式で15作品紹介します。 

では、どうぞー!

15位 しあわせの隠れ場所

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プロアメフト選手マイケル・オアーの半生を描いた感動の実話。

家も無く、孤独だった少年を、サンドラ・ブロックが演じるリー・アンという女性と彼女の温かな家族たちが、自分たちの家族として受け入れ、ともに生きていくストーリー。

そして、マイケルは、NFLでドラフト1巡目で指名され、ボルチモア・レイノルズで活躍するスター選手となっていきます。

 

事実とは大きく異なるところも多いという指摘も受けているものの、(マイケル・オアーは出会う前から既にアメフトをしていたなど)、ほのぼのとした作品で、ゆったりと心温まる映画を観たいときにオススメの映画です。

 

14位 スティーブ・ジョブズ

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言わずと知れたAppleの創業者にして、時代の革命児、スティーブ・ジョブズの半生を綴った作品。

 

スティーブ・ジョブズの破天荒な半生を描いた映画は多いです。 

今回ご紹介したのは、マイケル・ファスベンダーが演じた2016年時点での最新作品。

他にも、アシュトン・カッチャーが演じた2014年版『スティーブ・ジョブズ』という同タイトルの映画があります。

 他にも、2011年の映画で、マイクロソフトのビル・ゲイツとの攻防を描いた作品『バトル・オブ・シリコンバレー』も有名ですね。

Appleファン、スティーブ・ジョブズに憧れている方、彼の創造の根源を知りたい方はチェケラしてみてください。

 

13位 ソーシャル・ネットワーク

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世界最大のSNSであるFacebookの創業者、マーク・ザッカーバーグのFacebook創設期のストーリーです。

 

原作となったのは、ベン・メズリック著書のノンフィクション作品『ソーシャル・ネットワーク 世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男』。

これは、マークへの直接の取材はなく、Facebookの共同創設者であるエドゥアルド・サベリンの視点から描かれたもので、ショーン・パーカーなどは「事実と大きく異なる」と否定していますが、それでも狂乱のITベンチャー創業物語としては、面白い作品です。

 

主役のマーク・ザッカーバーグを演じたのは、ジェシー・アイゼンバーグ。地味で引っ込み思案なキャラを見事に演じています。(実際のマークの性格とはかなり違うらしいですが)

 

ちなみに、この映画の予告に用いられていた曲がめちゃくちゃ作品とマッチしていて好きです。しかし、本編ではこの音楽は用いられていないんですよね。

www.youtube.com

 

シリコンバレーのベンチャーに興味がある方は、ぜひ見てみることをお勧めします。 

 

12位 英国王のスピーチ

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吃音に悩むイギリス王ジョージ6世と、ジョージ6世の治療をする植民地出身の言語療法士、ライオネル・ローグとの友情を描いた実話映画。

 

史実に基づいたストーリーで、英国王として演説の責務がありながらも、吃音によるコンプレックスで苦しむジョージ6世に、身分が違いながらも友人であるかのように、暖かく見守り、支えていくライオネル・ローグの関係が、とても感動的です。

 

スピーチシーンは、観ているこちらもハラハラしながら、思わず応援してしまいます。

観ている人に、勇気と友情の大切さを教えてくれる作品です。

 

11位 ウォルト・ディズニーの約束

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ウォルト・ディズニーの不朽の名作となったミュージカル映画『メリー・ポピンズ』の制作秘話を描いた伝記作品。

人気の児童文学『メアリー・ポピンズ』を映画化するにあたり、原作者のパメラ・L・トラヴァースとウォルト・ディズニー、そして映画制作者たちとの交渉や制作背景が描かれています。

 

トラヴァース夫人は人当たりが厳しく、自らの世界観を貫くために、制作時にはこと細かく製作者へ指示をしたようです。(エンディングでは実際の肉声のテープが流れます。)

 

嫌味な人ながら、どこか憎めないトラヴァース夫人。そして彼女がなぜ『メアリー・ポピンズ』を作ったのかがわかる彼女の生い立ちが、現代の映画化交渉のシーンと交差しながら、ストーリーは展開していきます。

 

どことなく懐かしく、60年代のアメリカのほのぼのした風景に、心温まる作品です。

 

10位 シンデレラマン

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1929年に起こった世界恐慌時代に活躍した、実在のプロボクサー、ジェームス・J・ブラドックのシンデレラストーリーを描いた伝記映画。

年齢的にも適齢期が過ぎてしまい、また怪我によってライセンスを剥奪されたジム・ブラドックは、家族の生活を守るために、過酷な労働でなけなしの賃金を得る生活を余儀なくされていました。しかし、ある試合で欠員が生じ、急遽出場した試合で、大衆の予想を裏切り、彼はノックアウト勝利を果たします。

そこから、「シンデレラマン」と呼ばれた彼のサクセスストーリーが始まります。

 

ラッセル・クロウ主演の2005年の映画。

家族の大切さと、人はどん底から再び立ち上がることができるんだという勇気をあたえてくれる素晴らしい作品です。 

 

9位 モーターサイクル・ダイアリーズ

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世界に名を知られるカリスマ革命家、チェ・ゲバラの若き頃の南米旅行記『チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記』の著書に基づく実話映画。

1952年、医大生であるエルネスト・ゲバラは、先輩であるアルベルト・グラナードとともに、ポデローサ号と名付けたバイクに乗って、12,000キロの南米大陸縦断の旅へ出ます。

そこで体験する様々な出来事が、エルネストに深い学びをあたえ、南米社会の実情を肌で感じる経験となります。そして、それが後の革命家、チェ・ゲバラへと続いていきます。

 

ここではキューバ革命の話は一切出てきませんが、学生であった頃のチェ・ゲバラの青春の旅は、とても楽しく、さらに笑いあり、感動ありの冒険です。

必見の伝記映画といえるでしょう。

 

8位 チェ

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偉大な革命家、チェ・ゲバラのキューバ革命の闘争時代、そしてボリビアでの革命運動時代を描いた超大作。

7位で紹介した『モーターサイクル・ダイアリーズ』を観てから、ぜひ続けて観てほしい実話映画です。

 

アルゼンチンの裕福な家庭で育った医者、エルネスト・ゲバラが、キューバ革命へ加わり、さらには革命の指導者として革命家の道を進んでいきます。

そのゲリラ闘争の開始から革命成立までを描いたのが『チェ 28歳の革命』、キューバを去り、ボリビアでの革命運動で死を遂げるまでを描いたのが『チェ 39歳別れの手紙』です。

 

革命というロマンを感じるだけでなく、人生観を変える作品です。 

 

7位 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン [Blu-ray]

実在する元天才詐欺師フランク・W・アバネイル・Jr.の自伝を元に制作された映画。

 

フランク・アバネイルは、10代から21歳になるまでの数年間に、天才的な手口で小切手詐欺を行い、パイロット、医師、連邦刑務局職員、弁護士など8回以上の身分詐称で世界を歩き回ったという人物。

 

当時高校生だった彼が、どうして小切手詐欺を行ったのか、そしてフランクとトム・ハンクス演じるFBI捜査官カール・ハンラティとの攻防、そこから生まれた友情が描かれています。

 

フランクを演じる主演は、レオナルド・ディカプリオ。ディカプリオはこの作品あたりから、狂乱的な実在の大富豪を演じるようになりましたね。

 

スティーブン・スピルバーグ監督作品。音楽はお馴染みのジョン・ウィリアムズ。オープニング曲も映画の世界観を上手く表現してるし、空港でのFBI陣との騙し合い戦の場面での挿入曲、フランク・シナトラの『カム・フライ・ウィズ・ミー』も最高にカッコイイです。

 

6位 ウルフ・オブ・ウォールストリート

ウルフ・オブ・ウォールストリート [DVD]

『ウォール街の狼』の異名をとったジョーダン・ベルフォートの狂乱的な人生を描いたストーリー。

原作は、本人による自伝『ウォール街狂乱日記 -「狼」と呼ばれた私のヤバすぎる人生』をモデルとして制作されています。

 

証券仲介会社ストラットン・オークモントを26歳で設立し、ペニー株詐欺や投資詐欺で年収4,900万ドルという莫大な収入を得るようになり、仲間たちとともに酒池肉林な生活を過ごすものの、やがて当局の知るところとなり、次第に追い詰められていきます。

 

やってることは詐欺だし、人の道に外れたことも多々ありますが、多くのビジネスマンの参考になるところは多々あるように思います。

「電話をかけろ!」を連呼するシーンは名シーン。

 

5位 幸せのちから

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事業に失敗し、一度はホームレスになり、駅のトイレで生活するまでに追い込まれるも、証券ブローカーとして成功し、アメリカンドリームをつかんだ男、クリス・ガードナーの実話に基づく感動の伝記映画。 

 

主演のウィル・スミスと、彼の実子ジェイデン・スミスが共演したことでも話題となった作品です。

 

この映画は単なる成り上がりの映画ではなく、どんな時も自分の息子と離れることなく、親子で危機を乗り切った「親子の絆」の物語でもあります。

 

ちなみに、映画ではクリスが証券会社ディーン・ウィッターに見習いとして入る前から、証券マンとして正式採用されるまでが描かれていますが、クリス・ガードナー自身の自伝では、生まれてから自分の会社を興すまでの半生が語られています。

 

映画も良いですが、本の方がより詳しく語られていますし、映画よりもすごい現実をくぐりぬけてきたことがわかります。本もぜひ読んでみることをオススメします。

 

 

4位 コーチ・カーター

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カリフォルニア州の犯罪がはびこる街にある、リッチモンド高校のバスケットボールコーチ、ケン・カーターの実話を題材にした作品。

 

これまで勝利することも真面目に練習することもなかったバスケットボールチームに、ある日高校のOBであるケン・カーターがコーチとして就任します。

彼は、生徒たちと契約を交わし、契約に背いた生徒には厳しい罰則を与え、ルールの徹底とスパルタな練習メニューを課していきます。

 

最初は反発していた生徒たちも、練習をこなしていくにつれ、試合では勝利を重ね、チームワークも芽生えていきます。

しかし、ある日、彼らが契約を破り、授業に出ていないことを発見したカーターは、大事な試合を目前にして、体育館を閉鎖してしまいます…。

 

この映画の見所は、バスケットの試合ではありません。何なら、最後の大会でチームがどうなったのかどうかも関係ないと思います。

この映画が伝えたいものは「子供たちに対する真の愛情とは何か」ということのように思います。大切なのはバスケットをすることでも、試合で勝つことでもない、誇りをもって生きるということだ。

 

そんなことを教えてくれる素晴らしい映画です。感動すること間違いなしの必見映画です。

 

3位 遠い空の向こうに

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ホーマー・ヒッカム氏の自伝『Rocket Boys』を元にした事実に基づく映画作品。

 

ウエスト・ヴァージニアの田舎にある小さな炭鉱の町、コールウッドに住む4人の高校生が、1957年にソ連が打ち上げた人類初の人工衛星スプートニクに魅了され、自分達もロケットを作ろうと一大決心し、様々な困難を乗り越えながら、ロケットを作りあげていくストーリー。

 

ちなみに、映画の原題である『October Sky』は、原作『Rocket Boys』のアナグラムで、文字を入れ替えれば、原作のタイトルになります。ちょっとしたトリビア。

 

この映画は、個人的に3本のうちの一つに入るほど大好きな作品です。

初めて観たのは大学生の頃でしたが、自分の置かれた環境に甘んじることなく、どんな困難があっても、自分のやりたい夢を実現させるために挑戦し続ける彼らの物語は、観ていて勇気と感動を与えてくれました。

 

そして、本作で描かれているもう一つのテーマ、「父と子の愛情」。

理解し合えない親子が、ロケットの制作を通じて、「父への尊敬」、「子供への理解」を深めていく姿は家族の温かさを感じます。

 

人気漫画『宇宙兄弟』のあるキャラクターの生い立ちシーンでは、この映画にインスパイアされたと思われるストーリーが登場しています。

 

2位 ビューティフル・マインド

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ノーベル経済学賞を受賞した天才数学者ジョン・ナッシュの半生を描いた映画。

 

ジョン・ナッシュは、経済学部生なら誰もが一度は聞いたことがあるであろう「ゲーム理論」を発見し、中でも「ナッシュ均衡」という理論を証明した人物です。

 

ストーリーは、何がどうなっているのかわからない、まったく予測不能な展開をしていきます。しかし、物語の一点を境に、それが全て繋がってきます。その脚本にも脱帽。

アカデミー賞では、作品賞、監督賞、助演女優賞、脚色賞の4部門で受賞をしています。

 

この映画の見所は、どんな時でも見捨てることなく、深い愛情で旦那を支え続けた妻の素晴らしさだと思います。

主役はもちろんナッシュ博士ですが、その人を支え続けた奥さんは本当に偉大です。(もちろん史実と異なる部分は多々ありますが)

 

1位 ガンジー

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インド独立の父、マハトマ・ガンディーの半生を描いた史実に基づく作品。

 

裕福な家庭に育ち、自身も弁護士として不自由のない生活をしていたガンジーが 、南アフリカの汽車で体験した強烈な人種差別によって、真の平等・平和に目覚め、立ち上がっていく姿は、どんなアクション映画よりも目が離せないものがあります。

 

もともと学校の教科書で知ってるくらいで、なんとなく見てみようかなーと視聴したところ、完全にハマりました。というか、こんなすごい人が実際にいたのかと、めちゃくちゃ感銘を受けました。

戦争や暴力に訴えることを一切せず、ただ「非暴力、非服従」の精神で、革命を成し遂げ、インドを独立に導いたその姿は、偉大としか言いようのないものがあります。

 

そして、ガンジーを演じるベン・キングズレーが、ガンジーに似すぎ!

実際に撮影の最中にも、現地の人々が彼をガンジーが復活したと思い込み、参拝に駆けつけたということもあったらしいです。

 

伝説の英雄を描いた不朽の名作です。

 

 まとめ

いかがでしたでしょうか?

他にもたくさんご紹介したい映画がありますが、今回はベスト15ということでランキングをまとめてみました。

 

実話に基づく伝記映画は、現実にあっただけあり、フィクション作品とは重みも深みも一線を画すものがあります。個人的にも非常に好きなジャンルです。

 

伝記映画といっても、やはり史実と異なることがあることは事実です。

脚色されていたり、主役に都合の良いように修正が施されていることもよくあることです。

しかし、だからと言って、その作品自体の価値が下がる訳ではないと思います。一つの物語として、人に何かしらの価値を与えてくれる映画作品は、それだけで新たな価値を創出し、新たな現実を生み出しているのではないでしょうか。

 

これからも面白く感動する実話映画を観たいですね。

ではっ!

 

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