カフェや新幹線の中など、公共の場でPCをいじっていて、隣の視線が気になることはないだろうか。
僕はある。多いに気になる。自意識過剰なほどに気になって仕方がない。
カフェであればテーブルが分かれている席ならまだしも、テーブルがつながっているカウンター的な席になるとめちゃくちゃ気になる。
隣の人も読書してたり、勉強していたりしていればお互い様ってことで気にすることなく作業できるのだが、ぼーっとコーヒーだけを飲んでのんびりしてるとなると、相手はその気はなかったとしてもMacいじりがどうしてもしづらくなってしまう。
「隣の視線気になる問題」である。
この「隣の視線気になる問題」については前々から思っていた。
しかし、カウンター席にバリケードを築くわけにもいかないので、特段どうすることもしていなかったのだが、現在会社から支給されている社用PCから簡単にその問題を解決する方法を見つけた。
結論から言おう。
覗き見防止用フィルムを使う。
まさにまんまな手法だ。
この保護フィルムはスクリーンの保護というよりも、覗き見防止用のフィルム。
これさえあれば、「隣の視線気になる問題」は一気に解決できる優れものなのだ。
「いやいや、もっと前から気づけよ」とかは言わないで。
だが、このフィルム、社用PCを使い始めた当初はめちゃくちゃ不便だった。
覗き見防止フィルムの問題点は大きく3つある。
①画面が見づらい(画面が暗くなる)
②PC画面の枠にフィルム固定用のシールを貼らないといけない
③総じてダサくなる
このようなデメリットから、社用PCを使い始めた頃は全く慣れなかった。
情報セキュリティが厳しい為、PCにも覗き見防止がマストなのだが、見づらすぎて画面の明るさを最大にして使っていた。
しかし、人間の適応能力にはすばらしいものがある。
画面の見づらさもそれが普通になれば、全然見えるようになってくる。枠に貼られたシールも当初からの装飾の一部として意識しなくなり、それにしたがってダサさも緩和されてくる。
そしてデメリットが気にならなくなってくると、逆にメリットが際立ってくる。
先日外出時に次の訪問までに時間があったので、タリーズへ入りカウンター席でPCを取り出して作業を始めた。
しばらく作業をしていて、ふと気がついた。
全く隣の視線が気にならないことを。
いつもならちらちら回りを気にするところが、防止フィルム付きの社用PCを使っているとそれが全くないのだ。
そして、その精神的負担の軽減は僕の思っていた以上に快適なものだった。
これ、良くね?
初めて僕の中で防止フィルムへの尊敬が生まれた瞬間だった。
ということで、これを自分のMacへも使えないかと思いついた。
社用PCはWindowsのそのPC専用のフィルムである上、そもそも社用のため転用はできない。
そこでMac専用のフィルムはないものかとググってみたところ、案外簡単に見つかった。
それがこれ。
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MacBookとMacBookProの2タイプがあるようだ。
ちなみにMacBook Airならこっち。
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11.6インチと13インチの2タイプがあるらしい。
そして気に入ったところがもう一つ。
Amazonの口コミ欄を見てみると、枠に固定用シールを貼らなくても、普通に使えるっぽいことが買いてある。
これでダサくなる不安もなく防止フィルムが使える。Macにベタベタと固定用シールをはることは御免こうむりたい。
実際にフィルムを購入された方の記事もあった。参考になる。
これでこれからは「隣の視線気になる問題」は解消され、快適なカフェライフを過ごせそうだ。
と、ウキウキしていたのだが、
よくよく考えてみると僕はカフェでMacをいじるよりも、ノートで書き物をすることの方が圧倒的に多いことを思い出した。
…ノート用の防止フィルムはさすがにググってもないだろうな。
「隣の視線気になる問題」の解決には、そもそも自分のマインドを変えることが一番てっとりばやいのではないかと思う今日この頃。
あとがき
この話を書いていて、ふと昔とても気に入っていたブックカバーのことを思い出した。
それは書店で本を購入した際につけてくれた、CMでお馴染みの「牛乳に相談だ」のブックカバーである。
そのブックカバーには表面と裏面にそれぞれ「右どなりの人がのぞいてきてイライラ」 「左どなりの人がのぞいてきてイライラ」 という文言が記載されていた。
当時この斬新な発想がとてもおもしろく、そのブックカバーが大変気に入っていた。
大分前の広報用のカバーなのでもう流通はしていないだろう。
ちなみにネットで調べてみると、そのカバーの画像が見つかった。
これである。
中央酪農会議が牛乳離れを阻止するために打ち出したキャンペーン「牛乳に相談だ」。
CMもポスターも斬新だったが、ブックカバーまで非常におもしろい試みをしていたなと、現在から振り返っても思う。
ではっ。
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