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自分の強みを作る方法「勝てる場所で誰よりも努力する」

こんにちは、ぽいふるです。

今日もランチタイムにネット散歩をしてると、こんな記事を見つけました。

lrandcom.com

内容としては、

「インターネットが世界の雇用と生活の在り方を劇的に変えたことにより、今後は誰もが国や組織に頼り、安定して一定の場所に留まるというわけにはいかなくなる。

だからこそ、自分の専門分野を作り出し、ライバルに負けない圧倒的な自分の強みをつくっていくことが求められる」

というような話です。

世界100番以内に入るって相当なことですが、それだけ圧倒的な強みが今、個人に求められているんですね。

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「個」の力が求められる時代

僕は企業のwebマーケティングをやってるので、色んな業界の企業にお邪魔するんですが、実際、技術革新によって、これまでの既存業界に大きな変化が生じていることを感じます。

ホリエモンこと堀江貴文氏も、大学の卒業スピーチで、卒業生たちに今後の生き方について語る中で、グローバル化によって世界での企業競争が激化し、日本のこれまでの常識が通用しない社会へ変わっていくことを強調されています。


www.youtube.com

(堀江さんのスピーチ、何度聴いても良いな)

そんな激動の時代の中で、求められるのは、「突出した強み」です。

これは、先天的なものだけではなく、後天的なものも含めて、「何かの分野で突出すること」がこれまで以上に重要となると思います。

経済成長が続き、年功序列の組織の中で、与えられた仕事を真面目にこなせば、出世して、給料が増えて、定年まで安定して暮らせる時代は、もうとっくに過ぎてしまっているんでしょう。

日本は特に雇用が守られ、年功序列の組織を常識とし、ほとんどの世帯が中間階級に属する数珍しい国なので、海外と比較して、その変化を感じることは他国よりも少ないかもしれませんが、逆にそれに気づいてからでは遅いでしょうし、まだ変化が現れきる前に、その変化に順応し、対処していくことが大切なんだと思います。

「個」の時代の到来、だからこそ「自分の強み」を見つけ、それを伸ばす努力が非常に重要になってきているんでしょう。

自分の強みの作り方「勝てる場所で誰よりも努力する」

ただ、強みを見つけて伸ばしていきましょーって言っても、そもそも自分の強みが何なのか自体わからないことの方が多いように思います。

そんな方に参考になるのが、「今でしょ!」で有名な林修先生の話。

next.rikunabi.com

林先生は、今はテレビで大活躍で、東進ハイスクールのカリスマ講師ですが、予備校講師になるまでには波乱の時期があったのだとか。

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http://next.rikunabi.com/

元々エリート街道をひた進み、東大を卒業した後、長銀に入行したまでは良かったものの、長銀を辞め、そこから本人が「空白の3年」と呼ぶ暗黒時代があったらしいです。

投資や事業、ギャンブルに失敗し、その結果1800万円もの借金を抱えてしまい、ニッチもサッチもいかなくなってしまったことがあり、そんな中でどうにか状況を打開することを考え、始めたのが予備校の講師でした。

元々予備校講師の仕事は友人やこれまでの経歴の建前から、絶対にやりたくない仕事だったらしいのですが、教えることについては誰にも負けない自信があったので、自分が好きなことよりも、「勝てるところ」で勝負しようと思い、その道を歩むことを決断したそうです。

そして、競争率の激しい予備校講師市場の中で、頭角を現し、ついにはカリスマ講師としてテレビにも引っ張りだこになりました。

上記記事内で、林先生は、自分の「勝てるところ」を見つける方法として、次のように述べています。

勝てる場所を見つけるのは、どうしたらいいか。簡単です。とりあえず、まずいろいろと、少しでもいいから手を出してみたらいいんです。どっかに必ず、「あれ?こいつよりオレのほうがうまくいくな」というものがあるはずです。常に自分を客観的に見て自分を分析していたら、すぐにピンとくるはずですから。

 つまり、とにかく行動あるのみってこと。

そして直感的に「これなら勝てるかも」という場所を見つけられるらしいです。

 

AKBの生みの親であり、総合プロデューサー兼作詞家の秋元康先生も、高校生の頃、試験勉強中にせんだみつおのラジオ番組を聴いていて、「俺にもこれくらい書ける」と思い立ち、勉強をほっぽらかして、一日でせんだみつおのラジオ脚本を書いてしまったという驚きの逸話があります。

それは、秋元さん自身の著書『さらば、メルセデス』(p.74)の中で、紹介されています。

机の中から、先月受けた駿台予備校の模試の結果をもう一度取り出して、自分にハッパをかけても、無駄だった。

一生懸命、精神を集中させようとすると、体のどこからか洩れていくように、やる気が失せてしまう。

それでも形だけは、無理して机に向かっているうちに、僕は、ノートの脇に、全く別のものを書き始めた。

『平家物語』のパロディーだった。

せんみつの深夜劇場を聞いているうちに、何か、自分でも書けるような気がしたのである。

別に、それを書いたからどうのこうのっていうことは、ない。

ただ、参考書の問いに、黙々と答えていくという受け身の作業から、自分の言葉で何かを書くという能動的な作業をしてみたかった。

受験生が、ゴールへ向かって決められたコースを走る孤独なランナーだとしたら、今は、自分の走りたいコースで走りたかった。

(中略)

夢中で書いているうちに、僕の頭の中のせんだみつおが、勝手に、動き始めた。

原仙の『英文標準問題精講』用のノートに、20枚もの書き殴りの大作が完成したのは、僕の部屋の雨戸のすき間から、朝の光が射し込む頃だった。

しかも、それがきっかけで、秋元さんは放送業界にデビューすることになり、放送作家、そして作詞家として成功の道を駆け上がっていきます。

さらば、メルセデス (ポプラ文庫)

さらば、メルセデス (ポプラ文庫)

 

秋元さんの場合、最初から「放送作家になりたい!」とか「俺なら放送作家になれる!」って思ってたわけじゃなくて、

「これくらいなら俺にでも書けるだろう」 っていうふとした思い付きがきっかけだったんですよね。

それを読んでると、はじめから「○○になる!」とか「俺は○○に向いていそうだ」と決めつけたり、逆に「俺の強みって何なんだろう」って悩む必要ってないんだと思いました。

そんなこと考えてる暇があるなら、さっさと動けと。
とにかく色んなものに触れてみろと。

そういうことなんだろうと思います。

 

これからの時代の変化を楽しむために、自分の強みをしっかりと明確につくっていき、磨いていきたいですね。

あとがき

自分の才能について考えてたら、なぜか『花さか天使テンテンくん』を思い出しました。(懐っ!)

15年以上前にジャンプで連載されてた、基本は笑いネタと下ネタしかないギャグ漫画なんですが、人の才能をテーマにしている漫画で、

「テンテンくんのせいで才能の種を生まれる前にもらい損なった主人公のために、毎回テンテンくんが主人公に色んな才能の種を開花させて、主人公の本当の才能を探す」

っていうストーリーです。

花さか天使テンテンくん (1) (ジャンプ・コミックス)

花さか天使テンテンくん (1) (ジャンプ・コミックス)

 

テンテンくんは人の持ってる才能が何で、今どれくらいその種が成長してるのかがわかる望遠鏡みたいなスコープを持ってるんですよ。

そういうスコープがあれば苦労しないのになぁー。

でも、現実には、僕たちは自分の才能を「はい、君の才能はお花屋さんです!」っていうようには誰にも教えてもらえないわけです。

だからこそ、自分の力で、自分の才能らしきものを見つけ出し、それを開花させるために、コツコツと弛まぬ努力を積み重ねていかねきゃいけないわけであります。

ほんとにあとがき

あ、ちなみに、最後に全然関係ない話していいですか?w

テンテンくんってアニメもやってたんですけど、そのアニメのエンディング曲がすごい良いんですよ。

泉川そらっていうアーティストの曲なんですけど、何か耳に残るというかついつい口ずさみたくなる楽しい曲なんですよね。(懐かしい)


花さか天使 テンテンくん ED01 - YouTube

聴いてたら欲しくなってきたのに、iTunesで売ってないし…。