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ばんくもっしゅ

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映画『デッドプール』を観てきた感想&映画のポイントまとめ

映画 おすすめ

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 今超話題の『デッドプール』を観に行ってきました。

全米で大ヒットを遂げたマーベルコミックシリーズの映画作品。今回はその感想を書こうと思います。

 

※ネタバレあり注意:ネタバレなしで出来る限り書こうと思ってますが、テンション上がって若干ネタバレしちゃう時があるかもしれませんので、前提知識なしで映画を見たい方は、映画鑑賞後に見てもらえると嬉しいです。

超無責任ヒーロー『デッドプール』の映画のポイントと観た感想

映画のあらすじ

www.youtube.com

 

そもそも『デッドプール』って何?って方のために、先に映画のあらすじを紹介。

 

ニューヨークでトラブルシューターをしながら日銭を稼ぎ生活している元傭兵のウェイド・ウィルソンは、高級娼婦のヴァネッサと出会い交際し始める。愛し合い、結婚の約束まで取り付けた日にウェイドは意識を失い、病院で末期がんと診断されてしまう。
そんな中ウェイドは、酒場にやってきたリクルーターの男の誘いに乗り、がんの治療と引き換えに極秘の人体実験の被験者となることを決める。ウェイドは施設でフランシスというミュータントの男から謎の薬品を投与され、変異を誘発する為に過酷な拷問を受けることになる。その結果としてウェイドの細胞は変異し、ミュータントとして超人的な治癒力を持つ不死身の肉体を手に入れるが、引き換えにウェイドは全身が火傷を負ったような姿に変貌してしまった。施設に火を放って脱出したウェイドだったが、醜い自分の姿を受け入れることが出来ず、ヴァネッサとの再会を避けて盲目の老婆アルの家に居候しながら、マスクを付けた復讐人デッドプールとして、元の姿に戻るためにフランシスと組織の手掛かりを追い始める。

ja.wikipedia.org

 

つまり、正義の味方が悪を倒すというヒーロー映画というよりも、ラブストーリーを基盤とした復讐劇。

ただ、普通の復讐劇ってダークな感じだったり、厳粛な雰囲気が漂ってたりするんだけど、この映画はデッドプール(通称デップー)のテキトーかつ無責任なキャラによって、コメディアクションという真剣な中にも笑いが起こるという、これまでにないようなSFアクションムービーになっている。

 

ヒーローものなのにR指定?!

この映画は、ヒーロー映画にもかかわらず、なんとR指定作品。

日本でもR15指定となっており、中学生以下の子供は映画館へ観に行けない。ヒーロー映画なのに子供が見れないことに対しての反発もあるようだ。

 

しかし、このR指定でやったからこそ、気兼ねなく、下ネタあり、グロいシーンありで、デップーならではの良さを表現できたのではないか、という評価やレビューが多数上がっている。

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そして、何よりも驚きなのが、R指定にもかからわず、興行収入で『アイアンマン』や『スパイダーマン』など人気のマーベルヒーロー映画作品を越えたことだ。

そして、なんと『X-MEN』のスピンオフ作品でありながら、X-MENシリーズ最大のメガヒット作品となった。

 

さらに、全世界で映画の興行収入ランキングNo.1の『アバター』の記録すら塗り替え、まさに映画史の新たな記録を作ろうとしている。

 

デッドプールはX-MENのスピンオフ作品

あまり知られていないが、デッドプールはX-MENシリーズに登場するキャラクター。

元特殊部隊員が、ウルヴァリンのヒーリング・ファクターを投与されたことからミュータント化したという背景があり、マーベルコミックでも、味方になったりディラン(敵役)になったりと、状況によって変わる異色のアンチヒーローだ。

 

その為、今回の映画でもX-MENにまつわるキャラクターが登場する。

世界を守ろうとする正義の組織「X-MEN」のメンバーと、自己中心的で勝手気ままなデッドプールのやり取りも必見である。

 

デッドプールはウルヴァリンシリーズにも登場していた

「デッドプール」は日本ではあまり馴染みのないキャラクターだが、実は映画に登場したのはこれが初めてではなく、X−MENの人気映画『ウルヴァリン:X−MEN ZERO』にも敵役で出演している。

しかも、演じているのは今回の映画と同様のライアン・レイノルズなのだ。

 

でも、実はあまり評判が良くなくて、当時はアメリカでも結構バッシングされたとか。理由は、その映画に登場したデッドプールがコミックのキャラとまるで違ったこと。

ちなみに、ウルヴァリンに登場するデッドプールはこれ。

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buzz-plus.com


え、誰?ってなるよね。

 

ライアン・レイノルズが演じてるけど、全く別キャラやん。

でも、この映画で批評を受けたにもかかわらず、ライアンが継続してデッドプールを演じ、しかもプロデューサーを兼ねて主演映画となるってのは、他に例がないんじゃないかなと思う。そういう意味でも異色なヒーローと言えるだろう。

 

デッドプールの能力

ヒーローといえば、気になるのはそのヒーローが持つスーパーパワーだ。

デッドプールの能力は、超人的な治癒能力。これは、人体実験でミュータントになる薬品を投与され、その成分とウェイド・ウィルソンの人体がマッチングしたことによって得られた。

 

ちなみに、映画では述べられないが、ウルヴァリンから抽出されたヒーリング・ファクターであり、その為ウルヴァリン同様の驚異的な回復能力がある。打たれたり、切られたりして負傷したとしても、すぐに回復する。

 

さらに、ウェイドが軍隊時代に培った射撃や格闘などの戦闘経験が合わさって、スーパーパワーを手に入れた。

 

しかし、スーパーパワーを手に入れても、正確は変わらず元の自由気ままな正確で、他のヒーローのように、正義に目覚めたり、困っている人のために戦うことを誓ったりはしない。

 

低予算なのに、全世界でNo.1ヒット

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実は制作費は5,800万ドルと最近のハリウッド映画の中では低予算。

 

それにもかかわらず、120カ国でNo.1のヒットを樹立するという、凄まじいメガヒットをとばしている。映画は費用をかければいいってわけじゃないことが改めてはっきりした作品でもある。

 

ちなみに、予算が少ない中でも映画の時間(尺)を短縮し、コンパクトに抑えることで、クオリティを上げた作品に仕上げることができたようだ。

 

キャスティングがばっちりハマり役

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excite.co.jp

 

『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』でデッドプールを演じた際は不評だったライアン・レイノルズだが、今回の映画ではその評価を完全に覆し、彼の作品の中でも最高のハマリ役となった。

 

マーベル・コミックスで『スパイダーマン』や『X-MEN』の生みの親でもある漫画原作者にして、製作総指揮を務めるスタン・リーは、「ロバート・ダウニー・Jr.が生まれながらのアイアンマンであるのと同じく、ライアン以外にデッドプール役は考えられない」と述べるほど、彼の演技を絶賛している。

 

実際に僕も映画を見た感想として、彼以外にデッドプールを演じられる人はいないんじゃないかと思えるほど、完全にハマっていた。

おしゃべり好きで能天気、そんでもって自由気ままなキャラはライアンが演じてこそ、実写化できたとも言えるではないだろうか。

 

また、彼のまわりを支える俳優陣も素晴らしかった。

ヒロイン・ヴァネッサ役のモリーナ・バッカリンは美しさと妖麗な雰囲気を備えながら、ウェイドが失踪した後も一途に彼を愛し続ける愛情深い人間性という両面を華麗に演じていた。

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ja.wikipedia.org

 

そして、ウェイドの親友であり、行きつけの酒場の店主であるウィーゼルを演じるT・J・ミラーも良かった。

彼は様々な人気映画に出演しているが、僕の中で一番印象的なのはアメリカンドラマ『シリコンバレー』のアーリック役である。そのときの適当さというか傲慢ながら実は相手を心から助けようと思うやさしいやつだったりするコミカルなキャラが今回も発揮されてる。

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ja.wikipedia.org

 

これまでにない超無責任なヒールヒーロー

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予告でも本人が語る通り、彼は正義の味方じゃない。

 

自分の呼称は「俺ちゃん」。タクシーにはただ乗りしてハイタッチですませようとしたり、そのタクシードライバーに片思い相手を誘拐するようにそそのかしたり、正義のヒーローには必ずある「敵を許す」という精神が全くない。

 

また、戦闘の最中にもふざけまくる。このあたりはスパイダーマンにも似たところがあるが、敵をなめて怒らせることは圧倒的にスパイディーの上をいく。

しかし、愛嬌があり憎めないキャラから、やっていても腹が立つのではなく、笑ってしまう。

 

コメディタッチで第四の壁突破

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デッドプールが他のヒーローと決定的に違うところ。

それが「第四の壁を越えることができる」こと。

 

「第四の壁」とは、映画や漫画、ドラマ、演劇等で、観客側(現実)と役者・舞台側(フィクション)との間に概念的に存在する壁のこと。

通常、この壁があることによって現実と舞台とは区分され、フィクションの中の人物は観客の存在を意識することなくストーリーが進んでいく。

 

しかし、デッドプールはこの第四の壁を越え、読み手に話しかけたり、物語に苦言をさしたりするのだ。これはコミックで描かれた時からのデッドプールならではの設定である。

コミック漫画の中で行われていることが映画でも出来るのかどうか、映画公開前にはネットでも不安と期待が混じった予測がとびかっていた。

 

実際に観た感想として結論から言うと、「第四の壁」は見事に突破されていた。

 

自分が映画化されていることを認識していて、映画館にいる観客へ何度も語りかけてくれる。

しかもBGMを要求したり、X-MENに助けを求めに行った際には、同行してくれるメンバーが2人しかいないことを聞いて、「予算がないの?」と映画の予算をディスったりする場面もある。

 

他の作品では考えられないシーンだが、これがまためちゃくちゃ笑える。元のキャラが素晴らしいというのもあるが、映画化すると低評価となってしまう作品も多い中で、映画としても素晴らしい作品だと思う。

 

ちなみに、エンディングが流れ始めると帰る方もいるだろうが、エンディングが終わるまで帰らないことをオススメする。最後のお楽しみがあるやなしや…。

 

オープニングのキャスト紹介もおもしろい

普通の映画では、最初にオープニングがある場合、重要キャストや監督などの役名と人名が紹介される。

しかし、この映画では役名と合わせて紹介されるのが、それぞれのキャッチコピーで、しかもそのコピーが相当ディスった内容になっている。

 

例えば、監督はティム・ミラーの名前の代わりに、「給料が高すぎる役立たず」となってたりする。

 

細かなところにネタが仕込まれていて面白い。本当に客を笑わせたい、これまでにない映画をつくりたいという空気感が、こういうところからも伝わってくる。

 

逆に残念なところはあるのか?

逆に残念なところを強いて挙げるとするなら、映画の尺の関係もあるだろうが、いくつか語られない部分などがあった点かな。

ウェイド・ウィルソンがデッドプールとなった後、ミュータントとしていつX-MENの存在を知り、彼らと関わりを持つようになったのかは映画で語られなかった。親友である も、良いキャラながらクライマックスでは活躍せず、回収不足だったとも言えるかもしれない。

 

でも、そのような細かなところを含めたとしても、映画の脚本や構成はとてもシンプルでわかりやすく、コンセプトがブレないストーリーで素晴らしい評価には変わりない。

 

ちなみに、最高の作品の欠点を見つけようとトライする記事もあったが、それもストーリーには関係のない点だけであり、やはり良い作品だということが再認識されている。

www.gizmodo.jp

 

まとめ

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何より良かったことは、CM予告を裏切らないストーリー展開だ。

 

予告編で「めちゃくちゃ面白そう!」ってなって、映画を見に行くと全然予告と違うケースはよくある。予告ではスピーディーで手に汗握るような展開だったのに、本編では結構間延びしてしまい、ダレてしまうって感じで。中には、予告のシーンなんて出てこないときもあるくらいだ。


でも、この映画は全く予告を裏切らなかった。予告で観るデッドプールの適当さ、無責任さがそのままで、リアルなアクションシーンもとても良かった。

まだまだ観たい、何度も観たい映画である。

 

だからといって、安易に『デッドプール2』などはつくってほしくないとも思う。

この作品はコメディタッチであり、主役は無責任ヒーローという映画だけれども、ストーリーや全体の構成を含め、非常に練ってつくられた映画だ。

だからこそ、そのクオリティを落とすようなキープコンセプトだけの映画で続編というのはあまり観たくないというのもある。

 

でも、アベンジャーズ作品にゲストキャラとかでは是非出てほしい。

前回の『シビル・ウォー』でヒーロー同士の対決が描かれた際も、各ヒーローがそれぞれ自分の良い味を出していたが、デッドプールが加われば、より一層おもしろい展開が期待できるのではないかと思う。

majicpie.hatenablog.com

 

DVDが発売されたら、ソッコー買うつもり。ちなみに、アメリカでは既にDVDも発売開始されており、爆発的な売上を上げているようだ。日本でのDVD発売も楽しみだ。

とにかくまだ観てない方は、映画館へ急ごう。

 

www.foxmovies-jp.com

 

ではっ!

 

 

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