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ばんくもっしゅ

ITベンチャーで働きながら書いてるブログ

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「しつこい」という武器は世界を動かす

気づき

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「しつこいやつ」と聞くと、どんな印象を抱くだろうか?

 

一般的に「しつこいやつ」といえば、マイナスイメージを持つことが多い。

執念深い人とか、女々しい人という意味と同義語のようなイメージだ。恋愛でもしつこい男は嫌われるといわれる。

 

辞書で「しつこい」を調べてみても、

①一つのことに執着して離れようとしない。執念深い。 
②(味・香り・色などが)濃厚である。不快なほどに強い。

しつこいとは - 日本語表現辞典 Weblio辞書

と書かれている。

 


しかし、本当にそうだろうか。

 

もちろん、本当に嫌なことをしつこくするのは嫌われる。

相手が嫌がることを何度もやることは単なる嫌がらせでしかない。

 

だけど、そのしつこい対象や方法次第では、何かを変える大きな力となるのではないだろうか。

 

 

一代で大企業を築き上げた経営者や人類初の大発明・大発見をした人、オリンピックで優勝したアスリート、彼ら多くの成功者は、達成したこともその生き方もさまざまななれど、一つ共通して言えることがある。

 

それが「しつこい」ということ。

 

例えば、歴史を紐解いてみても、時代に名を残している武将や人物はたいてい「しつこい」。

 

司馬遼太郎の『項羽と劉邦』でもおなじみの、中国の漢王朝を築いた劉邦も何十回と項羽に破れ、何度も逃げ延びた。

 

そして何度も負け続けたにもかかわらず、そのたびに再び立ち上がり、何度も項羽へ挑んだ。

 

そして、ついには項羽を倒し、皇帝となり長年続く漢王朝を建設した。

 

織田信長も美濃を獲るために、何度負けても何度も攻めて、秀吉の奇策でついに美濃を制した。

 

しつこく続けることで、ついに大きなことを成し遂げた例は枚挙にいとまがない。

 


これはスポーツの世界でもいえることらしく、マラソンでは3回相手を追い抜くと心理的に相手が折れてしまい、追い抜かすことができるという事例もあるらしい。

 

追い抜いても追い抜いてもさらに追いついてくる敵に対し、あとは性根比べでどちらが勝つかということになるのだろう。

それはスタミナというスペックを超越した、精神のスタミナ比べだ。

 


僕がWebコンサルをしていた頃、ある印刷会社の社長からこんな言葉を聞いた。

 

「営業マンってのはね、しつこくなければいけないよ。その人に振り向いてもらおうと思えば、何度も会うんだ。そうやって何度も出会っているうちに、無から有がつくられるんだよ」

 

その社長さんは定年後から会社を興し、一代で大きな印刷会社を作り上げ、電子化で苦しむ印刷業界を尻目に、どんどんと売上を伸ばしている。

 

実際にその社長は、サラリーマン時代から取引先へ用事がなくとも、何度も訪れ、先方の部長や社長との人間関係の構築に努めたらしい。そうしているうちに「この仕事は君のところでしかやらない」といわれるまでになった。

 

ITが発展し、飲みニケーションや接待営業が否定されている今日ではあるが、人との信頼関係を構築するためには「直接会って話す」ということはとても重要なことだと思う。

 

ちなみに、それを聞いた僕はそれからというもの、その社長の会社へ足重く通った。

最初訪問した際には「うちはアナログな印刷屋だ。インターネットなんて必要ないよ」と仰られたものの、単にその社長の話をもっと聞きたいということもあって、その会社の近くに行くことがあれば、僕は何度も通った。

 

そんなことを半年ほど続けたある日、「実はね、うちの子会社でネットでの販売を考えてるんだけどどうかな?」という話になった。

僕はそれを狙って訪問していたわけではないものの、気づけばその話から契約となり、大きな仕事をいただくこととなった。すると、社長は「うちには必要ないって言ってたのに、そこからよく仕事つくったね」と笑ってらっしゃった。

 

その社長から聞いたことをその社長との仕事で実感させていただいた。

 

何度も通う「しつこさ」が、考えもつかない機会を生み出し、ビジネスへと発展することを肌で感じる瞬間だった。

仕事柄、様々な経営者とお会いさせていただく機会が多いので、そのようなお話を聞けることは非常にありがたい。

 


現在急上昇を続けている某Webサービスの社長にお話を伺った際も、創業当時から参加している役員の方々がその社長の印象について口をそろえて仰るのは「しつこいやつ」だった。

 

どれだけ断っても「一緒にやろう」と誘ってくる。家族がいるから、今の仕事で昇進するから、と色んな理由を並べても、「俺にはお前が必要なんだ。一緒にやってくれ」と全くひるまない。

 

そうこうしているうちに、だんだん自分が折れてきて、気がついたら「じゃあやるか」となり参加することになってしまったんだよね。と役員の方々が笑いながら話してくれたこともある。

 

営業マンだけじゃなく、何かを達成しようと思う人にとって、「しつこさ」とは何よりの武器なんじゃないかと思う。

 

 

「努力」や「継続」とは、「しつこさ」を言い換えたものともいえるかもしれない。

 

何度折れても、まだ続ける、その姿勢に人は惚れ、物事は動くのではないのだろうか。

 

自分の目標を成し遂げるためには、どこまでも「しつこい」人間でありたい。

 

そんなことをふと考えた。

 

ではっ。

 

 

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