どうも、ぽいふるです。
前に書いていた記事がよく読んでいただけているのを見て、アクセスアップを目指してもっと色々と歴史についても書いていきたいなーと思っています。
そこで、前はおすすめの歴史小説についてご紹介したので、歴史シリーズとして、おすすめの大河ドラマとその見所について、いつも通り、僕の完全な独断と偏見でご紹介したいと思います。
今回は、僕の大好きな大河ドラマ作品の中から、厳選3つの作品をご紹介したいと思います。それではどうぞ。
歴史マニアの僕がおすすめ大河ドラマを厳選して紹介してみた厳選3選
利家とまつ
僕が初めて見た大河ドラマが「利家とまつ」でした。
これまでNHKや時代劇というのは、知らない俳優さんばかりが出ている取っつきづらいものだと思っていたのに、ふとかかっていた1話に釘付けになった。
俳優陣もそうそうたるメンバー。
唐沢寿明、松嶋菜々子を筆頭に、香川照之、反町隆史、天海祐希など、今から考えてもすごいメンツが勢ぞろいしてたなと思います。
もともと戦国時代や日本史は好きだったので、この大河ドラマをきっかけにして、自分自身でも学校以外で独自に歴史について調べるようになっていきました。
主役の前田利家は、歴史好き以外の方には一般的にあまりメジャーではありませんでしたが、加賀百万石の礎を築いた戦国武将と、その夫を支え続けた妻の夫婦の物語です。
織田信長、豊臣秀吉からも信頼が厚く、秀吉の死後、唯一徳川家康と張り合える存在だったのが、この利家。
「槍の又左」として敵将から恐れられ、武略に優れるだけでなく、武将でありがならそろばんを駆使し、財務にも優れていたと言います。
好きな武将なので、語りだしたら止まらないので、この辺でw
「私にお任せくださいませ」がキャッチコピーで、夫を助けるまつの活躍ぶりも楽しかったです。ちなみに、この大河の脚本は竹山洋さんという方で、この方は利家とまつの6年前にも大河ドラマ『秀吉』の脚本を務められています。
この竹山さんの脚本の特徴として、作品を通した一つのキャッチコピーを用いておられるのですが、利家とまつの場合は、まつが言う「私にお任せくださりませ」で、秀吉の場合は、秀吉が言う「心配御無用」でした。
このドラマは良い意味で大河ドラマっぽくないところがあって、前田利家や羽柴秀吉、佐々成政の友情と出世競争が、現代のビジネス社会にも通ずるところがあって、面白いです。
主題歌も最初の華麗で優雅なメロディーから徐々に曲調が激しく紅潮していく流れがめちゃ好きです。
新選組!
SMAPの香取慎吾さんが主役を務めた三谷幸喜初監督の大河ドラマ。
新選組局長である近藤勇の視点から、激動の幕末を佐幕側の立場から描かれています。
江戸にて剣術道場の師範だった近藤勇が、道場の客分たちとともに、武士として名を馳せ、武士よりも武士らしくなるため、尊王攘夷運動に身を投じていきます。
幼馴染であり、副長である土方歳三たちと力を合わせながら、はじめは浪人の寄せ集め集団にすぎなかった浪士組を、京都一の警備戦闘集団、新選組へと飛躍させていきます。
しかし、時代の流れは、次第に幕府から長州藩・薩摩藩を中心とした倒幕へと傾いていく・・・。
激動の時代を武士として生き抜いた男たちの生涯を描いたロマンあふれる作品です。
優しくどこかおっちょこちょいな近藤勇が、仲間のリーダーとなり、芹沢鴨との対立・粛清を経て、厳格な新選組局長へとなっていく変化がおもしろいです。
そして、このドラマの見せ場といえば、やっぱり「池田屋事件」ですね。
副長助勤の仲間達との友情や葛藤、裏切り、対立など、仲間内での複雑な人間関係も丁寧に描かれている作品です。
新選組は人気だったようで、本編終了後に、「鬼の副長」と恐れられた土方歳三を主役として、新選組最後の戦いとなる戊辰戦争が特別ドラマとして放送されました。
これも良い話だったな。
そして、新選組といえば、現在NHKで放送中の朝ドラ『あさが来た』に、新選組副長役を務めた山本耕史さんが、再び同じ土方役として出演されることが決定しました。
大河ドラマと朝ドラで同一人物を同じ俳優さんが演じることは非常に珍しいことだそうです。
第3週に登場に登場されるとのことなので、これは要チェックですね!
この新選組の主題歌は、三谷幸喜さんが作詞した歌詞を、テノール歌手であるジョン・健・ヌッツォさんが歌っており、その歌詞もめちゃくちゃカッコイイです。
「愛しき友は何処に この身は露と消えても 忘れはせぬ 熱き想い 誠の名に集いし遠い日を あの旗に託した夢を」
書いてたら歌いたくなってきたw
平清盛
貴族の時代を終結させ、武士の時代を創り上げた人物、平清盛を主役とした大河ドラマ。
賛否両論が強く、評価が分かれる作品ですが、ストーリー後半に行くにつれ、面白くなってくる作品です。
確かに、最初の部分って、なんか大奥というか、貴族社会のドロドロしたところが描かれていて、平清盛もほとんど出て来ないっていう、よく分からない流れになってたので、そういう部分で批判も多かったのかと思います。
しかし、保元の乱、平治の乱を経て、平氏や源氏が台頭し、武士の時代を創ろうと清盛が動き始めるあたりから、一気に面白くなってきます。
そして、ついに武士が頂点に立つ時代を創り上げ、平氏を平家へと躍進させ、全盛を謳歌する清盛、そして平家に追いやられるも起死回生を目指し、源氏の旗を再び掲げる源頼朝とのクライマックスバトル。怒涛の展開がとても面白いです。
松山ケンイチの迫真の演技も見所です。
ただ、この作品の欠点を挙げるとしたら、作品のコンセプトが不明確だったこと。
「武士の世を創る」「平家は一蓮托生」「おもしろう生きたい」など、清盛も言うことは色々あって、ドラマとして一貫したテーマが見えづらいっていうのが問題かと思います。
もちろん本当の社会では、コンセプトやテーマは複数あったり、その時によって変わるんですけど、ドラマ作品として観る場合、やはりコンセプトはシンプルな方が伝わりやすいし、入って来やすいのかと思いますね。少し盛り込みすぎた感は否めないと思います。
逆に、主題歌の「平清盛のテーマ」、そして「遊びをせんとや生まれけむ」などドラマで用いられている吉松隆さん作曲の曲陣は、どれも一貫性があってめちゃくちゃカッコイイです。個人的には「剣ノ舞」とか時代を感じる風流な曲も好きです。
気になる点もありはしますが、あまり扱われていない平清盛に焦点を当て、謎に包まれた清盛の誕生から、壇ノ浦の戦いまで源平合戦を中心に平家物語にまつわる平家の栄枯盛衰を描き、映像的にも挑戦的な良い作品だったと思います。