Magic Pie

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リーダーは目標を決めることよりも、その後のフォローが大切

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この一週間、ひたすら自分のチームの社員面談をしていました。

 

毎月月末から月初にかけて、各社員の目標設定やキャリアプラン、今悩んでいることなど、普段なかなか把握できていない個人的なことを面談を通して聞いています。

 

僕がまとめているチームのメンバー(社員)は、全員で20名ほどいるんですが、一人一人集中して話をしてると、1日5人が今んとこ限界です。

集中する分、結構スタミナ使いますね。

 

 

話を聞いてると、普段なかなかわからない個人的な悩みやキャリアプランなどがそれぞれ出てきます。

 

中には、「え、そんなこと考えてたの?!」ってことが話に出てくることも結構あります。

 

そして今回も面談でチームメンバーの悩みや考えを聞きながら、リーダーとしての在り方を改めて考えてました。

 

 

今回特に感じたことなんですが、よく本などで「リーダーはチームが目指す目標を指し示し、自ら率先して進んでいくことが重要」って書いてあるんですけど、「実はそれだけでは不十分なんじゃないか?」って考え始めました。

 

どういうことかというと、もちろんそれってすごく大切なことだとは思うんですけど、自分がチームの目指す方向や目標を設定し、全員へ号令して、自ら最前線に立って全力で進んでいったとしても、しばらく進んだところで後ろを振り返った時、他のメンバーはずっと後ろにいて、全然追いつけていない、もしくは誰もついてきてない、って状況になるとリーダーとしては役割を果たせていないんじゃないかと思うんです。

 

ちなみに、僕はチーム目標や個人目標を設定する際には、自分一人で設定せず、メンバー全員で合意した上で目標設定を進めています。

 

僕の独断で設定したとしても、誰も合意が取れていないと結局は誰もついてきてくれないと思うので、最初に全員でしっかり合意をとることを意識しています。

 

でも、やっぱりそれでもギャップは生じてしまうんですよね。

 

目標設定を皆んなで決めると言っても、あくまでその時は”業務としての目標設定”であって、それを目指して進んでいくにつれ、その目標が自分のキャリアプランや人間関係など、”自分自身の目標”と少しずつズレが生じてきてしまうんだろうと思います。

 

なので、最初にいくらコミットしたとしても、徐々に気持ちに差が生じ、一緒に進んでいるつもりなのに、気付いたら少しずつ進む速度に差が生じ始めてしまったり、進んでる方向に違いが生じてしまったりするんでしょう。

 

 

そう考えていくと、リーダーとしてやるべきことっていうのは、単に「目標を設定し、それに全力で進み続ける」っていうことだけじゃなくて、「みんながそれに遅れずについてきているか、精神的にも納得して一緒に走ってくれているかを常に振り返りながら、後続を確認すること」がすごく重要なんじゃないかと思うわけです。

 

前を見ながらも、みんながちゃんとついてきてくれているかを定期的に振り返りながら確認していく。

そのフォロー部分は、地味だし、面倒だし、ややこしいし、とあまり率先してやりたいことではありませんが、実は一番大切なんじゃないかと感じています。

 

だからこそ、やっぱり面談などで定期的に一人一人と話し合う時間って大切ですね。

 

もちろん、普段から察してあげて、適時サポートできてないことも根本的な問題だとは思うんですけど、実際業務の中ではなかなかそこまで見えていないことも多いので。

 

そして、方向性にズレがないか、遅れていないかを確認し合い、修正するとともに、自分のキャリアや目標とするところとブレが生じてきている場合は、その理由をしっかりと認識して、無理に修正するんじゃなくて、その目標をサポートしつつ、個人の目標とチームの目標がうまく連動していける形に落とし込んでいくことが大切ですね。

 

 

僕はまだまだ若輩者なので、自分自身も常に目標や普段の仕事を見つめ直しながら、チームのメンツが協力して進んでいける環境を整えていきたいと思います。

 

自分への備忘録を兼ねて。

 

ではっ!