Magic Pie

follow the white rabbit...

サマーウォーズの「OZ」にしか見えない新SNSアプリ『QIQI』を使ってみた

こんにちは、ぽいふるです。

今回は、数日前からネットで、人気映画サマーウォーズにしか見えないと話題になっている新たなスマホアプリについてご紹介したいと思います。

 

サマーウォーズのオズを再現したアプリ?!

それが、これ。

 

f:id:majicpie:20150722194242p:plain
cyberagent.co.jp

 

Twitterと連携して使うSNS『QIQI』です。

読み方は、キキって読むらしい。(一瞬マルイかと思った)

 

どんなアプリかっていうと、Youtubeなどの動画をみんなで部屋に集まった感覚で一緒に視聴できる、リアルタイムコミュニケーションアプリです。

オフィシャルサイト曰く、「ネット上の友人や、興味のあう新しい仲間をあなたのルームに招いて、動画を見ながら、リアルタイムにコミュニケーションを楽しめ」るとのこと。

ユーザーは、自分のTwitterアカウントと連携させることで、自分のアバターを利用でき、コメントやルーム作成が出来るようになります。尚、自分のフォロワーの数に応じてルームの大きさが変わるという仕組みらしいです。

 

で、このアプリ、なぜ話題になってるかというと、

アプリも、アプリ紹介用のコンセプトムービーも、細田守監督の人気映画『サマーウォーズ』に登場する巨大ソーシャルネットワーキングシステム「OZ(オズ)」にめちゃくちゃ似てるんですよ。

 

サマーウォーズ 期間限定スペシャルプライス版(2枚組) [DVD]

 

まず、QIQIのコンセプトムービー。

f:id:majicpie:20150723025130p:plain

 

で、こっちがサマーウォーズのオズ。

f:id:majicpie:20150723025013j:plain

 

雰囲気めちゃそっくりですね。

 

さらに、これが動画になると、余計に似てます。


QIQI - リアルタイムコミュニケーションSNS - YouTube

 

映画のオープニングのオズのシステムの紹介部分に酷似してます。入りのロゴも似てるし、ナレーションが一つずつシステムを解説していくところまで瓜二つです。

各自が自分のアバターを使って、色んなブースを訪れて、他の人たちと会話やゲームを楽しめる、というコンセプトも一緒。

 

完全にパクりだろ!とツッコミたくなりますが、ここまで似ていると、逆に、憧れのオズをよくここまで再現してくれたなと、うれしくなりますね。

サマーウォーズでオズを観た頃のSNSといえば、mixi全盛期で、Facebookも国内でちょうど勃興期だったと思いますが、そのインターフェースの差に「いつになったらこんなシステムが出来るんだろう」と考えていたことを思い出しました。

 

サービスリリースがサイバーエージェントから行われていたので、映画に似せているのも、サイバーエージェントがあえて意識的に真似て、バズらせる策略があるように思いますね。(まんまと乗ってるけど)

 

実際に使ってみた

で、早速使ってみました。

f:id:majicpie:20150723032552j:plain

 

インストールして、アプリを起動すると、ロゴの表示の後に、現在開いているルームが表示されます。各ルームには、ルームのタイトルやオーナー、参加者数などの情報がわかるようになってます。設定ボタンで、ルームをカテゴリごとに検索することもできるみたいです。

 

使ってみると、コンセプトムービーほどにはオズっぽくはないです。コンセプトに対し、まだインターフェースが追い付いていないようにも感じますが、これからのアップデートに期待ですね。

まだリリースしてから1週間も経っていないこともあってか、まだ利用者は少ないようです。

f:id:majicpie:20150723033137j:plain

 

少人数という原因もあってか、あまり積極的にコミュニケーションが交わされているルームは少ないですが、いくつかの部屋では活発に会話が行われてるところもありました。

会話が進まない理由として、会話形式がリアルタイム表示で行われる為、通常のチャットと違って履歴がないので、途中から入室すると、会話に加わりにくいっていう点はあるように思います。

f:id:majicpie:20150723033202j:plain

 

今後、継続して利用されるためには、まずは集客で参加ユーザーを獲得することが急務ですね。人が集まれば、勝手に会話は弾みますし、群集心理で人が増えることで、より多くの人が集まるという好循環にもっていけます。

ユーザーが集まれば、そこから物販やゲームサービスの導入なども考えられますし、広告媒体としても活用することができるので、収益化していく道も見えてくるでしょう。

 

作者はなんとあの伝説のiPhoneアプリの作者だった

気になったので、制作会社についても調べてみました。

 

これをつくった会社は、株式会社Sanrenp(サンレンプ)という、元サイバーエージェントのプロデューサーが2014年11月に立ち上げたばかりのスタートアップ起業です。

サイバーがサービスのプレスリリースをしていたので、おそらくサイバーの子会社もしくは関連会社であり、資本関係はあるでしょう。現在の事業は、QIQIのみのようなので、このアプリでの収益化ができるかにかかってますね。

 

アプリをつくった人はこの方。同社代表取締役社長の根岸侑平さん。

 

f:id:majicpie:20150722200143p:plain
sanrenp.co.jp

 

ここで、「あれ?根岸?」と名前に聞き覚えが…

 

で、ググってみたんですけど、驚いた!

なんとなつかしのiPhoneアプリ『妄想電話』の制作者でした!

 

妄想電話

妄想電話

  • mosoproject
  • エンターテインメント
  • 無料

 

 いやー、このアプリは、新卒の研修後に同期と遊びまくりましたね。

「岡部美優最高!」「やばい、マジ惚れた」とか、男連中でバカな会話をしてました。

 

しかも、途中から「もっとクオリティ高いものつくろー!」って誰からともなく言い出して、各自がガチで台詞考えて、一人ずつ寮の部屋に順番に入って、iPhoneのボイスメモ録音して、後日、同期の女性陣に「誰の電話に惚れたか」っていう美ボイスランキングしたりしました(笑)なつかしい。

 

妄想電話について詳しくはこちら。

applision.com

 

400万DLを記録したユニークなアプリを開発した方が新たに立ち上げたサービスなので、今後のアップデートや取組みに期待します。

ではっ!