Magic Pie

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1ショット400円のショットバーでやらかしたこと

こんにちは、ぽいふるです。

昨日飲みに行ったショットバーでやらかしたことを自戒の念を含めて書こうと思います。

 

昨日台風の後もまだ雨が土砂降りだったんですけど、仕事帰りに、花金だしちょっと飲みたいなーと思って歩いてたら、タイミング良く、良さげなショットバーを見つけたんですよ。

 

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suntory.co.jp/

※画像はイメージです。

 

で、お店の看板を見ると、「1shot 400円」って書かれてて、「あ、これくらいならお手頃だな」と思い、Goしたわけです。

 

前から一人バーで飲むっていうのをやってみたいなーと思ってたんで、わくわくな気持ちで入ると、優しげな50代くらいのマスターが「いらっしゃい」と笑顔で迎えてくれました。

 

店内は若干薄暗い感じで落ち着いたレトロな雰囲気で、カウンターの向こうにはウイスキーやカクテルが並べられてていい感じ。

大雨の影響で、他にお客さんはいなくて、貸し切り状態でした。

 

で、席について、マスターと天気の話とかしながら、目の前に並べられていた白州ウイスキーのロックを注文。

 

「良い酒飲むね~」とマスターは言いながら、手慣れた手付きでロックをつくってくれて、差し出してくれました。

 

いつも会社の同僚と行く居酒屋と違い、このゆったりとした雰囲気でお酒を飲むのは、すごく落ち着くし、優雅な一時を堪能できて良いなーとひたってました。

 

そんな感じでマスターと、歴史の話や仕事のことについてゆったりお話してると、お店に入る前に誘っていた会社の同僚が一人やってきました。

 

「お待たせです」

と言いながら、同僚もいつもと違うお店の雰囲気に若干キョどりながらも、マスターからメニューをもらい、カクテルを注文。

一方、僕は2杯目で、メニューも見ずに、余市のロックを注文しました。マスターはまたもや「良い酒飲むんだね!」と驚き、同僚も驚きました。

 

その後もお客が来ないので貸し切りの中、同僚も交え、三人で楽しくしゃべりながら飲みました。

 

楽しくしゃべると、酒がすすむすすむ。いやー、ほんと優雅でした。

 

 

3杯目を頼もうとするまでは。

 

 

続いて3杯目を飲もうと思い、今度はメニューから選ぼうと、同僚の手元にあるメニューをとってひらいたんです。

 

その時、目に入ってきたものに、僕は「えっ?」と状況が理解できなくなりました。

 

メニューを開くと、そこには

 

「白州 1,700円」

 

という文字が。

 

さらに、追い打ちをかけるように、

 

「余市 2,300円」

 

と白州の下に載ってる。

 

 

そうです。

 

1ショット400円だと思い込んで、何のためらいもなく、白州とか余市頼んだんですが、実際は「400円“~”」ってことらしく、全てに別々の価格が表示されてたんです。

 

最初、「は?」となりながらも、全商品「1shot 400円」だと思ってた僕は、「いやいや、これボトルか何かでしょ?」と、未だにその状況が呑み込めず、ほかのページをめくるも、明らかにそれが今自分が飲んでたものの価格だと気づかされました。

 

そこからは、もう放心状態です。

 

同僚がマスターと楽しく話してるのも全く入ってこん。

 

 

2杯で4,000円。

 

いや、フツーにうまい飯行けたよ?

 

しばらくの間、何もいえねーっていう、マジ北島状態でした。

 

 

でもですね、15分くらい経ってから、ふとあることを思い出したんです。

 

それは映画、『ロード・オブ・ザ・リング』の一場面。

 

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世界の行く末を左右する力の指輪を捨てる責任を負った主人公フロドが、

「指輪なんかもらわなければ、こんなことにはならなかったのに」

と、嘆くシーンがあります。

 

その時、旅の仲間であり、フロドの親友である魔法使いガンダルフが言った言葉が深イイんです。

 

「過ぎてしまったことを悔やんでもどうにもならん。過去を悔やむよりも、今自分が何をすべきか、それを考えるべきじゃ」

 

これです。

 

その言葉を思い出した瞬間、センチメンタルジャーニーに流れようとしていた僕のテンションは 一気にふっきれました。

 

「頼んでしまったものはもうしょうがない。どうせなら、その分この状況を楽しもう」

 

僕もガンダルフの教えに忠実に従おうと。(大げさすぎ)

 

そこから、テンションを持ち直し、再び三人で楽しく話し、ゆっくり美味しいウイスキーを堪能しました。

 

帰りの支払いの際に、再び重圧がかかってきましたが、でも、僕は今回でいい勉強ができたなと思うわけです。

 

 

一つは、何事もパッと見た適当な情報に惑わされてはいけないということ。

 

フツーに考えれば、白州とか余市とか、400円で飲めるわけないです。ビールでさえ飲めないでしょ。 

 

それにもかかわらず、最初に「1ショット400円」と思い込んでしまったことで、そういうちょっと考えればわかることも考えれなくなっていました。

 

思考停止状態はだめ。常に冷静な判断と広い視野を持てってことを勉強できました。

 

 

そして、二つ目は、過去にとらわれず、今自分ができることをするってこと。

 

ガンダルフの話もそうですけど、過去を悔やむよりも、今自分ができることに全神経を向けたほうが絶対に良いわけです。

 

スタンダード・オイルを設立し、石油帝国を築き上げ、世界一の大富豪となった、ジョン・D・ロックフェラーも、このような名言を残しています。

 

「私は災難が起こるたびに、これを良いチャンスに変えようと努力し続けてきた」

 

 

それに、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツも、

 

「問題は未来だ。だから私は、過去を振り返らない」

 

と発言していますし、

 

 

ピクサー映画『Mr.インクレディブル』の中で、エドナ・モードも、

 

「過去は振り返らないの 今が見えなくなるから」

 

と言ってます。

 

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なので、過去に縛られることなく、今現在をどうしていくか、

それを考えることの大切さを改めて気付けました。

 

 

あと、三つ目は、

 

ちゃんとメニュー見ろってことですね